主役交代 (マスカットスタジアム)
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Mr.black
2013年11月02日 09:40 visibility3904
かつて岡山県のNo.1球場は「岡山県営球場」でした。
地域がら阪神や広島が主催ゲームを行い、特に阪神は開幕試合を主催したこともあります。
しかしこのマスカットスタジアムが完成すると主役の座は完全に移行しました。
過去に県営球場は行ったことがありますが、この外観を見ただけで「主役交代もやむを得ない」と痛感しました。中国地方ではマツダスタジアムに次ぐ野球場だと思います。
正式名称は「岡山県倉敷スポーツ公園野球場」ですが、その名前で呼ぶ人はほぼ皆無でしょうね。というか正式名称を知らない人がほとんどでしょう。
完成したのは1995年。はっきりしたことは分かりませんが、この数年前あたりからスタジアムに愛称を付けるということが流行り出したと思います。
時々「何だこりゃ?」という変なネーミングのスタジアムもありますが、このマスカットスタジアムは馴染みやすい名前だと思っています。
グランドは広いです。両翼99.5m、センター122m。
内野クレー、外野天然芝、内野ファールゾーンと外野フェンス際は人工芝。
こうやって上から見るとファールゾーンがかなり広いのがわかりますね。
内野スタンドは2層になっています。ここからの眺めは良かったです。内野の座席は全て背もたれ付きの個別席。屋根は内野をグルリと覆っています。外野は長イス。
スタンドの形状は坊ちゃんスタジアムを連想させました。
写真の右中央辺りにはブルペンが写っています。フェンスで囲んであるブルペン。個人的にはこれが理想です。
照明はこのように内野の屋根に設置してあります。この方式は支柱が無いので外観がスッキリしますね。
そして外野は2本ポール式の照明塔が2基。
スコアボードは電光式。LEDかどうかは不明。カウントはBSO。
オレンジで表示は見やすかったです。
右端は空きスペース。おそらくビジョンがあとから設置出来るように空けてあるのでしょう。現時点では未設置です。
通常の時計の横に45分のタイム計も設置されています。他競技にも利用するのでしょうね。
入場口はスロープになっています。
そして場内には車いす用のスペースがたくさんありました。(オレンジで囲んだ部分。写っている場所以外にも多数ありました。)
既にこの頃バリアフリー化が進行していたのかもしれません。
収容数は全体で3万人超。その為通路はかなり広くとってありました。
試合中はこの通路に応援のメガホンの音が反響してすごかったです。
今回は売店が2箇所開いていました。
季節外れの暑さだったので冷えたビールが身体に沁みました。
欠点は2つ。
ファールゾーンが広過ぎてスタンドとグランドが遠く感じること。
もうひとつは内野のフェンスが高くて視界が悪いこと。(おまけに格子状のフェンス。個人的にこれは苦手)
視界を良くしようとすると後ろの方に座る必要があり、その為余計にグランドが遠くなって臨場感・迫力に欠けてしまいます。
フェンスが高いのはおそらく車いす席の観客を保護する為だと思われ、なので文句は言えないのですがこれが最大の欠点。
なお、バックネットは支柱が無いのでこの辺りは視界良好。
上2枚は通路から見た外の景色。見晴らしが良くて和みました。
岡山No.1のスタジアム。多少欠点はあるものの素晴らしかったです。
しかし人間の心は不思議な物。これほどキレイで立派なスタジアムを見ると逆に古くてノスタルジックな野球場がふと懐かしく思われるのです。
次回岡山に来る機会があれば県営球場を再訪してみたいと考えました。
あちらは老朽化しているので取り壊されないかと心配にもなります。いつかまた。
これが県営球場。試合が無かったので見物だけしました。(2010年10月撮影)
味のあるパネル式のスコアボードは今でも健在なのでしょうか?
次回は観戦したいものです。
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