第44回明治神宮大会 関西代表決定戦

  • Mr.black
    2013年11月05日 13:27 visibility798

毎年11月中旬頃に開催される明治神宮野球大会。(以下、神宮大会と略)

高校・大学ともシーズンの最後を飾る大会です。昨日はこの大会の「関西代表決定戦(大学)」を観戦してきました。試合会場は南港中央球場。

 

<参考>

この大会は神宮大会の関西地区代表決定戦というだけではなく、大阪市長杯争奪大会も兼ねています。(市長杯の大会としては今年で第11回目。)

 

 

 

関西には5つの大学リーグがありますが、神宮大会に出場できるのは僅か2校。その2枠を巡って戦うわけです。

各リーグの代表(優勝校)は下記の通り

 

関西学院 (関西学生)

大阪商大 (関西六大学)

奈良産大 (近畿学生)

大阪体大 (阪神大学)

京都学園 (京滋大学)

 

この内、京都学園大は既に敗退していました。

昨日開催されたのは2試合。

まず行われたのは第二代表(敗者復活)の準決勝、「奈良産大ー関西学院戦」。

 

 

1塁側:奈良産大。近畿リーグ優勝校。

近畿リーグはここ何年も奈良産の「1強時代」が続いています。このリーグは国公立大が多く、私学で選手強化が充実している奈良産には敵わないのが実情です。

かつて「2強」を形成していた阪南大が現在は低迷しているのでまだ当分は奈良産の天下が続きそうです。

 

奈良産のユニフォームはグレーに赤基調という派手めなデザイン。

胸には「NARASAN」とマークが入っています。

 

 

3塁側:関西学院。関西学生連盟(通称・KANSAIビッグ6)の優勝校。

説明は不要でしょうね。関西大・関西学院・同志社・立命館で「関関同立」と呼ばれる関西を代表する私学伝統校のひとつです。

 

関学のユニフォームは2タイプありますが、今回着用していたのはグレー&濃紺タイプ。

(もうひとつは白地に濃紺縦じまユニ。使い分けの基準は不明。)

胸には「KWANSEI」。そのまま読むと「くぁんせい」ですね。

 

ちなみに関西大は「KWANSAI」。同じく「くぁんさい」となります。

昔の表記なわけですが、それをそのまま残しているのは両校のこだわりなのでしょう。

<追記と訂正>

数年前より関大は胸のマークを「KWANSAI」から「KANSAI」に変えていました。お詫びして訂正いたします。

 

 

この日私は出発に手間取って珍しく試合開始に遅れました。到着した時には2-0で奈良産リード。

かつては関西学生リーグや関西六大学が近畿リーグに負けるというようなことは考えられなかったのですが、関西の大学リーグ再編でそれぞれが完全独立し、横並びになって年数が経過するとともにリーグ間の力の差がなくなってきました。

個人的には良い傾向だと思っています。

 

 

リードされた関学は3回裏に1点返して反撃開始。

徐々に関学のペースになっていくのがスタンドから見ていてわかりました。

 

 

中盤で2-2に追いついた関学。

その後、7回裏に一気に5点奪って試合を決めました。

 

 

 

 

リードを守り切って7-2で関学の勝ち。

これで第二代表(敗者復活)の決勝に進みました。

 

 

盛り上がる関学応援席。

 

 

そのスタンドの端で一人黙々と団旗を掲げる応援団員。大変な役目ですね。

 

 

ここ何年かの間で関西学生リーグ代表は神宮大会にあまり進めていません。

個人的には「入れ替え戦無しの固定制がトーナメント一発勝負時の精神的な脆さに繋がっているのでは?」と考えています。かつて関西の顔であった同リーグ。ここ一番での勝負強さは復活するでしょうか?

 

 

一方、敗れて神宮大会進出が夢と消えた奈良産大。さすがにガックリ肩を落としていました。

近畿リーグも神宮大会出場は厳しい状況が続いています。リーグ内ではほぼ無敵の奈良産大。強敵と対戦した時のここ一番の強さが同じく求められるでしょう。

 

 

終戦をむかえた奈良産大の応援席。来年の健闘を祈ります。

 

第一代表決定戦は次回で書きます。

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