シーズン最終盤に向けて

  • マル
    2010年11月01日 22:53 visibility168

そろそろシーズンも終わりに近づいてきました。


テニス観戦も大詰めを迎え、なかなか楽しいことになっています。


 


***


女子の最終戦ではキムが勝ったようです。


結婚、出産を経て、逆に精神的に強くなったように感じます。


試合自体は見ていないので何とも言えないのですが、


きっと、肝心な時に崩れることが少なくなったのではないかと期待しています。


 


引退前のキムは、攻撃力、防御力共にすぐれていたものの、


プレッシャーがかかるとダブったり、急に単調なテニスになることが多く、


いまいち応援しきれませんでした(==;


 


今度、最終戦を探してみてみようと思っています。


どのように進化したのか、楽しみです。


 


***


男子では、先週は大会が3つも放映されており、


どの試合を観るか迷いました。


 


その中でも昨日は、


・モンフィスとリュビチッチの試合と、


・メルツァーとハイマウの試合を観ました。


 


***


モンフィスとリュビチッチの試合は、


最初はモンフィスが固く、


しかしそれ以上にリュビチッチのミスが多く、


残念ながらそれほど面白い試合ではありませんでした…


 


事前の私の予想では、


リュビチッチの攻撃に、モンフィスがどれだけ耐えられるか…


という予想だったのですが、


モンフィスが粘るまでもなく、リュビチッチが自滅していった、


という印象の強い試合でした。


 


最終盤なので、選手にも疲れが溜まっているのでしょうね…


 


自分も、疲れている時こそ、堅実かつ「ワンチャンスを活かす」プレーをしなければ、


と銘記した試合でした。


 


***


対して、メルツァーvsハイマウの試合はシーソーゲームでした。


 


運と勢いを持っているのは、明らかにハイマウでした。


このハイマウ、ラッキールーザー


(=予選で負けたものの、本戦で棄権選手が出たため本戦インした選手)


だったのですが、決勝戦まで残ってきました。


メルツァーと同じ、オーストリアの選手で、


右利き、両手バックハンド、あごひげが良く似合うナイスガイです。


ただし、ATPの顔写真は、なぜか殴られたような顔になっています(^^;;;


 


ハイマウのボールは、なぜかネットインしました。


試合を通して、記憶しているだけで4回はネットインしていました。


(対するメルツァーは、2回ネットして、1回のみネットインでした。)


 


試合を観ていて、ハイマウが乗っているのが分かったのは、


・打点に入るのが早い


・ボールのヒッティングのタイミングが早く、攻めまくっている


という、非常に分かりやすい押せ押せテニスだったからです。(^^;


しかし、観ていて非常に気持ちのいいテニスをしていました。


 


これに対しメルツァーは、


…いつものメルツァーでした(^^;


オールラウンドに良いプレーをしていました。


また、ネットにも良く出てきており、


スピード感あるテニスを展開していました。


 


今、思い返してみると、


ハイマウの、運と勢いある、嵐のようなテニスを、


自分にできることをきちんとしながら、


自分にチャンスが回ってくるのを待つテニスをしていたと思います。


 


この試合、ファイナルセットまで行き、


ファイナルもワンブレークの差だったのですが、


地力で「嵐」をしのぎ切ったメルツァーに軍配が上がりました。


 


私も以前、嵐のようなテニスに相対したことがありますが、


嵐をしのぐのは本当に大変なことです。


相手の勢いに負けないようにしなければなりませんし、


何よりも、自分で自分の心を折るようなことは絶対にしないようにしなければなりません。


(が、私の場合、しごくあっさりと自分の心が折れました(^^; )


 


この一年で、メルツァーは本当にいい選手になりました。


グランドスラムでベスト4までいきましたし、


ランキングも12位まで上げてきました。


何より、試合運びが渋めで、観ていて楽しいのが何よりも大きいです。


…まぁ、「この境地に至るのが5年遅かった選手」などと言われていますが…


 


ハイマウも、来年がとても楽しみな若武者です。


ナダルの全盛時代と言われる中、


着々と若手が力をつけ、


ベテラン勢も盛り返してきているのを見ると、


まだまだ男子テニスは面白くなりそうです。


 


***


今夜遅くからは、スイスはバーゼルの大会が始まり、


フェデラーは女ことドルゴポロフと対戦します。


 


ドルゴポロフは、ポイントの取り方(と失い方)が唐突過ぎて、見ていて飽きない選手です。


フォアハンドなどは、いったい何が飛んでくるのか、よく判りません(^^;


 


フェデラーの調子と、ドルゴポロフの創意工夫(?)によっては、


かなりスタイリッシュな試合になるのではないか、と期待しています(^^)v


 


一度寝てから、起きれたら観ようと思います。


 


 


フェデラーもツアー最終戦に向けて最終調整に入ると思います。


ガス欠になることなく、美しいテニスをまた観てみたいです。

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