ノリあと5本に思う

中村紀洋が日米通算2000本を達成し、本人は日本2000本にこだわっているとの事。

メジャーの「5本」について色々な思いが皆さんあることでしょうが、たらればは無意味なので、このGWにも2000本を達成してもらいたいです。

中村紀洋選手は非常にストイックな選手で、近鉄・藤井寺時代に隣の室内練習場で打ち込んで、そのまま球場入りして再び打ち込み、なんて日常でした。
藤井寺球場の外野席入り口は球場と室内練習場の間を抜けた所なので何度も目撃しました。

しかし、そこまでストイックな彼もダーティーなイメージの人も多いと思います。

過去の経緯では確かに「ん?」と首を傾げたくなる事もありました。

あまりにも野球に、自分の夢に、ポリシーにストイックな為、誤解される事もあったでしょう。

それを踏まえて、個人的な意見を言わせてもらうと、よく2000本まできたな、というのが本音です。

近鉄時代の中村紀洋選手は、「ホームランか三振か」的なバッティングをする、普通に対戦(私はロッテファン)するのは怖くない選手でした。
しかし、一打逆転というシーンでは必ずと言っていいほど彼から被弾しました。
ロッテファンの私から見ると、「通常打率.250、ここ一番の正念場打率.850」という非常に嫌なバッターだったのです。

彼が日本2000本にこだわっているのは判ります。
ただ、敵チームとして接してきた私は、彼にこだわってほしいのは、「ここで一発」なのが正直な気持ちです。

間違いなく2000本は達成するでしょう。
それはとても素晴らしい。
ただ、ノリはノリらしく、2000本を意識するのではなく、「俺が打ったら勝てるんや」と一振りにこだわってほしいものです。

日本2000本にこだわる、という彼の言葉は、あと5本のヒットという意味ではなく、「あと5試合、俺が決める」の意味だと信じています。

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