
いっぱい出してよ!―春―友とともに(2013/5/25巨人対フューチャーズ観戦記&動画)
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茶柱立乃助
2013年05月30日 14:44 visibility549
―午後12時―
ジャイアンツ球場バックネット裏、後ろから二段目の席に腰掛けました。
この席は球場が一番良く見渡せる席で、おそらくジャイアンツ球場の中でもっとも風の通りの良い茶柱的にはベストポジションなのです。
ちなみに舎人親方は1人の時はもっと前の席でレポ屋の仕事をしています。
親方は投手の球の迫力、打者のスイングの速さ、俊足選手の躍動感などを間近で感じたいタイプなのではないでしょうか。
これをストリップで例えると、少し離れた席で踊り子の全身の動きを楽しみたい茶柱と、とにかく近くでイヤらしい部分をだけをよく見たい舎人親方、そういう事になると思います。
ここまでの部分で舎人親方から叱責されるのは目に見えています。
しかし、どうやら茶柱の日記を舎人親方の奥様やお子さん達が見ているようなのです。
その話を聞いて以来、舎人親方の御家族にお父さんがどんな思いで巨人二軍を見ているのか、どんなイヤらしい・・・違った、熱い眼差しで選手達を見ているか、そして舎人さんの変態的・・・違った、情熱的な文章をどれだけの全国の気軽に二軍観戦が出来ない人達が待ちわびているのかを伝えなくてはいけないと思っています。
舎人親方の御家族の方、安心して下さい。
お父さんはステーキ肉ならいつでもご馳走する用意があります。
只、巨人の二軍の状態がイマイチで、お父さんの元気があまりない時は、注文するステーキ肉のランクを下げて少し安いのにする、そういった多少の気遣いをして頂ければと思います。
今日は舎人親方と一緒の観戦です。
いつものからあげ弁当を食べながら目の前の巨人の練習を眺めていると異変に気づきました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
―あれ?、、、
―いる?、、、、、、
―あの子はもしかして・・・・・・・
―辻だ!
―辻だ!辻だ!辻だぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!
―辻東倫がいるぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!
そう、ドラフト3位ルーキー辻東倫がいたのです!
辻を最後に見たのは公文が試合ではじめて投げた3月29日でした。
それ以来ですから約二ヶ月ぶりにその姿を見る事が出来たのです。
正直かなり待ち遠しかった。。。
辻の怪我は最初”つき指”という話だったので”一週間くらいかな”と思ってました。
それが二週間経ち、、、、三週間経ち、、、、一ヶ月経っても復帰しません。
そうしてようやくそのころに、”どうやら骨までヤッてたらしい”という情報が入ってきました。
―骨までいってたら最悪3ヶ月くらいかかるかもしれないなぁ。。。
そう思っていた矢先だったので、今日元気な姿を見れた事は本当に嬉しかったのです。
しかもなんと、しばらく見ているとノックまで受けてるじゃないですか!
ノックを受ける辻東倫(動画)
―これは今日の試合で復帰かもしれない!
一気にテンションはMAXです。
―舎人親方にメールしなきゃ!
茶柱メール{親方、辻東倫がノックを受けてます!今日復帰するかもしれません!}
すぐ親方からメールの返信がありました。
舎人親方メール{キャー!!!(≧∇≦)}
どうやら親方も興奮しているようです。
気持ちは凄くわかります。
たしかにここまでは坂口真規や公文克彦など、予想より遥かに素晴らしいルーキー達が我々を喜ばせてくれました。
しかしながら今年の二軍戦レポにおいて主役と目してきたのは田中大二郎以来久方ぶりに現れた高卒の強打者候補である辻東倫なのです。
その辻が二ヶ月ぶりに帰ってきた、興奮するなという方が無理ってものです。
まもなくして本日の先発バッテリーが発表されました。
巨人のバッテリーはリン・イーハウー市川、フューチャーズの先発は大場ーモスカテル。
モスカテルと言えば春先の教育リーグを舎人親方が実況している時に”オスカルベル”と表記し、巨人若手ファン達を混乱に陥れた事でも有名な選手です。
ここで”オスカルベル”事件の当事者、舎人親方が到着しました。
思い出し笑いを堪えるので必死な茶柱。
そしていよいよスコアボードにスタメンが発表されます。
そこに辻東倫の名前は、、、、、、
ありませんでした。。。
残念、無念です。。。
しかしまだ途中出場のチャンスはあるかもしれません。
希望を胸に秘め、目の前で始まった試合に集中します。
両投手まずまずの立ち上がりで始まった試合は3回市川が低めの球をすくい上げレフトに先制ホームランを叩きこみ巨人が先制します。
6回フューチャーズ山本の6連続四球とういう制球難と市川の犠飛、丸毛のタイムリーで巨人が一挙5点を追加し合計6点と試合を一方的な展開に。
その後も坂口の強烈な右中間フェンス直撃の打球や、打撃面で大幅な成長を見せている河野の見事なツーベースなど巨人ベンチはお祭り騒ぎです。
その間も彼は僕等の前に姿を現しました。
2回表、グラブを持った辻東倫登場。
茶柱、舎人親方「キャー!ハルトモー!!!そのまま出ちゃってー!!!(≧∇≦)/」
4回表、またしてもグラブを持って登場。
茶柱、舎人親方「キャー!ハルトモー!!!そのまま出ちゃってー!!!岡崎さん出しちゃっ
てー!!!いっぱい出しちゃってー!!!(≧∇≦)/」
6回表、再度グラブを持って登場。
茶柱、舎人親方「キャー!ハルトモー!!!そのまま出ちゃってー!!!ハルトモのアレ(打撃)がみたいー!アソコ(ショート)の守備がみたい!!!(≧∇≦)/」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
しかしながら辻東倫は外野手のキャッチボール相手として登場しただけで、最後まで試合に出場する事はありませんでした。。。
茶柱、舎人親方「岡崎さんのいじわるぅ~(*´ェ`*)」
幾度となく繰り返された思わせぶりな行動で我々の体はグニャングニャンです。
しかしそんな折、我々をシャキとさせる背番号66の左投手が現れました。
―はて???
―左投手の背番号66???
―去年戦力外になった田中大二郎が持ち前の強肩をいかして投手として復活した???
ここで謎を解くアナウンスが響き渡ります。
「選手の交代をお知らせします。ピッチャー越智に替わりまして須永、背番号66」
驚きの須永英輝登場。トミー・ジョン手術からの復活登板です。
茶柱「須永はもう試合で投げれる状態まで回復してたんですねぇ!」
舎人親方「ほんとだねぇ。只、まあ今日は肩慣らし的な登板だろうけど」
茶柱「まあそうでしょうね。」
しかしながら目の前で投げ始めた須永を見て驚きます。
肩慣らしなんてトンデモない、完全に肩が出来上がっていたのです!
もう、すぐにでも高木や青木や公文に今村etc・・・彼らとの生存競争に挑めそうです。
ストレートのMAXは141km。しかしながらどこか落ち着き払っている雰囲気で考えながら投げている印象です。
怪我前の須永はなんか只、なんとなく投げてるだけの投手にしか思えませんでした。
しかしながら目の前に現れた須永はどこか大人になったというかそんな雰囲気を醸しだしていました。
どうやらリハビリ中に野球に対しての取り組み方が変わったようなのです。
それは去年の契約更改時のコメントでもわかります。
http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20121114-1046774.html
先頭の藤澤を逆球ながら変化球で三振に打ち取ると、続く巨人の同僚荻野をショートゴロ、そして最後はこちらも巨人で同僚の高橋洸を140kmのストレートで空振りの三振に仕留める見事な投球でした。
この日登板して、先週復活した同じ左腕の星野真澄と比べても、この日に限っては須永の方が上だと感じました。
しかしながらこの日は対戦打者が弱かった事もあります。
イースタンの強打者達と対戦して須永がどんな投球をみせるのか、今後の須永に注目です。
打線の爆発、そして怪我からの復活した須永の見事な投球、清々しい気分で帰れる筈がトイレから帰ってきた舎人親方の顔が異常に険しいのです。
茶柱「そんな険しい顔してどうしたんですか?」
舎人親方「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あいつ、、、、太ってやがった。。。」
茶柱「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(絶句)」
舎人親方が”あいつ”の名称で呼ぶのは只一人、、、心配して入院中の病院の前まで駆けつけた須永と同じ左腕”あいつ”です。
http://labola.jp/diary/23865079
茶柱「・・・・・・・・・・・・・新婚の嫁さんの料理がうまいんでしょうね。。。」
暗澹たる気持ちでジャイアンツ球場を後にする、巨人二軍観戦友達の2人でした。
巨人須永英輝、トミー・ジョン手術からの復活登板は見事な投球!
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