【TV観戦】トリムカップ決勝 大分 vs 静岡

  • ひろ
    2011年05月19日 23:10 visibility512

CSでトリムカップ2011『第3回全国女子選抜フットサル大会』の

決勝戦を放送していたのでテレビ観戦

http://www.trimcup.jp/category/4376763-1.html



毎週放送しているのはyahoo!テレビで検索して知っていたのだが、

CSを契約しているわけではないため見かたがよく分からず

その毎週の再放送の最終日が先日17日だったようです。



その直前にワッチのおかげでCSボタンを2回押せばよいということが判明

ギリギリセーフでした



さてさて、決勝戦は大分選抜 vs 静岡選抜。

なんとも対照的な2チームの対戦でした。



どう対照的かというと、



まず静岡選抜は毎回出場しており、過去2回とも準決勝で涙を飲む展開。

3度目の正直で決勝まで駒を進めてきました。

それに対して大分選抜は初出場で、決勝に進む快挙。



そして、平均年齢。

静岡の28~29歳もちょっと高めですが、大分は18,9とダントツで若い!!

なんとGKは中学2年生でした、すっげー



さらには、普段フットサル東海リーグでプレイしている選手で構成された静岡。

それに対して大分選抜は普段サッカーをしている選手で構成されていました。

いやはや、なんとも正反対のチームです。





そんな2チームの対戦、まず前半は大分のペースで進みます。

ここまで8得点をマークしており、結果的に大会得点王も取った佐藤楓選手(19)。

注目されていたこの選手が、開始6分までにいきなり2得点を先制。



1点目は前半2分に、右サイドのキックインからいわゆるチョンドンで強烈なシュート

2点目は6分。左サイドでボールを持つと、スピードでひとりかわして左足でズドン。

ドリブルのキレ、スピード、そして左右どちらの足からでも打てる強烈なシュート。

前評判どおりの実力と存在感をいきなり見せつけてくれました。


立ち上がりに2点を失い、静岡としては非常に苦しい展開となりました。



しかし、落ち着きを失わない静岡。

じっくりボールを回しながらポジションを入れ替え、チャンスを伺います。



最初はなかなか噛み合わず、パスカットからカウンターを食らうことが多かったですが

なんとかそれを持ちこたえ、そうこうしているうちにマークが甘くなったところを

ピヴォからサイドに流れてきた石川美郷選手(29)に浮き玉パス、

そしてまたさらにチョンっと浮かしてDFを交わすとキーパーの動きを見て

冷静にゴールへ流し込む。



これまた佐藤選手のゴールとは本当に対照的なテクニック溢れるゴールでした。



1点を返してからは徐々に静岡のペース。

じっくり引いて大分の攻めを受け止めるようになってきました。



大分は、引かれたときにフィクソの位置でボールが止まってしまうことが多かったような。

そして前半13分に中央でボールを受けた小林千春選手(18)が、

ふたりに囲まれながらも、ちょんちょんちょんっとバックステップでかわして振り向き様にシュート

トラップからシュートまで、すべて足裏でボールをコントロールする

フットサルらしいプレーで2-2の同点として前半を終了。





後半に入ると、前半に感じ始めた差が顕著になっていきます。

静岡は確実にボールラインよりも4人が引いてしっかりと守り、

佐藤選手には必ず横から当たる選手と、前でふさぐ選手の

2人がかりのマークで囲み自由にさせません。



ボールを回しながら、相手のスキを伺う静岡に対して、

大分も後半はエイトの動きのような感じで回すようになりましたがそこからのアイデアが無い。

結局、ディフェンスラインの裏で待つピヴォに強引にロングパスを通そうとしたり、

佐藤選手が無理矢理ドリブルでつっかけても4人も簡単に抜けるわけはなく、

なかなか効果的な攻めに繋がりません。



数字だけで見れば、後半12分までお互い無得点と互角に見えますが

相手ゴールを脅かす攻めは、後半について言えば明らかに静岡の方が多かった。

やはり、フットサルとしての引き出しの数に差があったということなんでしょうか。



決勝ゴールとなったのは後半12分、左サイドからのキックイン、

ポンッと中央に入れた浮き玉に2人が連続して飛び込み、

その飛び込んだ2人目、志田千尋選手(27)がジャンピングボレー(?)シュート!



膝に当たって、そのあと足の甲に当たったのかな?

まぁ、正直ラッキーもあるのかもしれませんが気持ちを感じるダイナミックなプレーでした。





この後、大分の佐藤選手は接触プレーで足を痛めてしまい交代。

結局ピッチに戻れないままゲームは終了し、2-3で静岡選抜が悲願の初優勝を果たしました。





静岡の方が試合巧者だった。という印象ですが、大分は本当に若い選手ばかり。

まだまだこれから成長していくのでしょう。


佐藤選手はサッカーの女子U19日本代表にも選ばれているそうなので、

そちらのほうでまたプレーを見ることが出来るかもしれません。

ポテンシャルの高さは十分に感じたので、それもまた楽しみですね。

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