インカレ決勝
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DAI
2018年12月23日 00:31 visibility206
新人戦
阪南 0-2 桐蔭
キープ力に自信がある?阪南大とちょっとスタイルの不明な桐蔭の対戦。スタイル不明というのはAチームは中〜長距離の精度の高いパスから組み立てていくスタイルなのだが、同じ戦術指導をされている新人はそんなにパス精度がよくなさげだったからである。
前半から阪南がボールをキープしながらパスを回していくが、桐蔭はパスをカットしてロングボールを放り込んで跳ね返されるという展開となった。試合の印象としては阪南は持ち過ぎでパスコースも限られており、動きが悪いなと。桐蔭は動きがよいがパスの精度が悪いなと。そして徐々に桐蔭が相手の中盤の底でパスカットしていく・・・。阪南も前線までボールを送るが、なんせ桐蔭は戻りが早いのでパスの出しどころがない。予備動作もあまりないのでパスコースが限られており、パスカットの餌食となる。そしてそこからショートカウンターを食らい、裏から抜け出したFWに独走を許し、桐蔭が先制。
桐蔭は徐々にパス精度が上がっていき、やや低めの速いパスが決まり始める。セカンドボールもほぼ確保し、終始押し気味に試合をすすめた。
もちろん、最後まで続くわけはなく後半30分ごろからは足がとまり、阪南の反撃になる・・・のだが、やはり球離れがイマイチなので決定的なチャンスを多くつくれない。桐蔭がカウンターで追加点を奪い、試合を決めた。
本番?決勝
法政 1-0 駒沢
あれ、明治は?早稲田は?中央は?どこどこ?まさか駒沢・・・どうしたんだ。
中距離のフィードから速いパスをつないでいく法政、いつものサイドにロングボールを蹴っていく駒大・・・あれ、なんか違う。
法政のフィードを駒大が競り勝って思うように攻撃をさせない。課題のDFラインでのパス回しは・・・というと、しない。いや、本当にほとんどしない。GKに預けて・・・中央に。CFが死ぬ気でトラップしてサイドに振っていく。できないことはしない!得意なことを徹底する。割り切ったスタイル。現実を見たな・・・。お互いにボールを放り込み合う前半となった。どちらもDFが空中戦に強く決め手に欠けた。
後半も同じようなスタイルだが、法政は低いボールをつなぎ始めた。高さでは駒大DFはたぶんリーグ1なのでそりゃそうだ。ロングボールを落として走って拾う駒大。これは疲れるぞ、と。お互いに決めきれず、あと一歩でゴールを割れない展開が続いた。
一つ、ひっかかる部分があった。駒大のDFは足元がそんなに強くないよな・・・と。後半30分過ぎに突破から法政がFKがらみで得点するかと思われた。右サイドがめちゃくちゃ速いし、ドリブルするから。
全く予想を裏切った25分。駒大DFクリアミスから法政競る、クリアミス、競る・・・から抜け出して法政が先制。この時点でもう駒大の足が止まっていた。
ビハインドの駒大は攻めるしかない。予想外に法政の足も止まっていた。これはワンちゃんあるか?と思ったが肝心の展開力がない・・・いつも指摘する通りである。スペースの使い方がなっていない。そうしてフィニッシュでつまってGKにはじかれるか、ラストパスが通せない。そのまま試合終了。
ん〜そうですね〜、桐蔭はこのままでいけんじゃないかと思う。監督の戦略は現実的だし、技術力も高い。あとは速いパスを正確に通す練習を繰り返せばいい。阪南は持ちすぎ。持っていいのはドラくらい。ピンフのみで引っ張ってる感じで最後にブロックを作られて詰まる。昔の日本代表のよう。ダイレクトパスをつなぐために予備動作を大事にしよう。
法政はまあオーソドックスなパスサッカーをしていたが、足元のボールが多かった。パスカットされやすい。動きがにぶかった。駒大?なんか荒削りなままでここまで来てるし、これはこれでいいんじゃないっすかね。やることいっぱいあるけどいろいろやろうとしすぎて選手の頭がいっぱいいっぱいになっていたし。全部できるくらいならみんな高卒でJリーグ行ってるでしょ。
- 事務局に通報しました。
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