お勧めの本の話 新・キックバイブル編


岡田ジャパンが発表されました。
私の好きな
奥や西澤はかすりもしませんでした。
岡ちゃんもなんだかんだ見る目ないです。



さて、師走真っ只中で忙しい皆さんも
さすがにお正月休はお休みでしょうか?
私はお盆同様に佐賀で合宿をはります。
12/29〜1/5の間、
決して避寒地とはいえない佐賀で、
毎日ボールを蹴っては
嬉野温泉へ行く予定です。





そこで新たな練習ネタは無いものか。
本屋を物色したところ。。。

『新・キックバイブル』
なるものを発見しました。
監修はなんと中西哲生!
Jリーグナイトではサッカーの知識が
微塵もないヨーコゼッターランドとコンビを組みながらも
完璧に司会業をこなし、
サンデーモーニングでは
サッカーネタになると
なぜか『喝』・『あっぱれ』の発動権を握る彼です。







表紙を見た感じ、
中西哲生の写真集に
見えなくも無いですが、
紛れもなく教則本のようです。


表紙右上には
“日本がワールドカップで
優勝するために”
と大風呂敷を広げています。
はやくも表紙の段階で不安な展開ですが
中身を吟味していきましょう。






イントロダクションは自身のサッカー暦から
日本の選手が抱える問題点を指摘しながら、
本書の意義を唱えるとっても有意義なインタビューが
10ページ弱ついてます。
いちいち中西哲生のオフショットらしきものが
挿入されるのはご愛嬌です。





そしていよいよキックの解説。
軸足を踏み込むのではなくて、
軸足を抜く動作を意識すれば
ボールは強く・早く蹴れるという
コンセプトのもとインステップでのシュート、サイドチェンジ、
インフロント、クロスと言った
主にシュートやロングパスに必要なキックを
これでもかと解説してくれています。
DVDも相当細かく、キックのイメージ作りには最適この上ないです。
例としてはレコバやデコのミドルを思い浮かべてください。
シュートのあと蹴り足で着地するキックフォームです。
この辺は本当に素晴らしい内容です。












このペースで一体何種類キックの紹介をするんだと
ページをめくっていき41ページ目で衝撃に襲われます。
“ベンゲルノート”
なんでも中西哲生がベンゲルの
メニューをノートに書き溜めていたものらしく・・・
中西哲生が一生懸命とった
ノートなら“中西ノート”
なんじゃないかと
突っ込みたくもなりますが、ここからは異常な細かさでベンゲルが
96年の天皇杯優勝からチームを去る同9月までの練習メニューや
試合前のミーティング指示など、
正直いってウザイくらい細かく
書かれています。
さすが“中西ノート”あらため
“ベンゲルノート”です。













しかし実際の内容は素晴らしいです。
これがプロのトレーニングメニューだ
と言わんばかりのピッチの使い方、
人の多さ、そして何より器具の多さ・・・
“やれラダーをおいて”だの
“コーンを20個並べて”だの
いちいちモノが違います。
ただ、参考になるものも多く、
むらかみも“ムラカミノート”を
作ろうかと考えてしまいました。
このセクションはタダのおまけにとどまってません。











さていかがだったでしょうか。
キックバイブルと言う割りには
後半はベンゲルから
指導を受けた自慢話
になってしまってますが、教則本としては
今まで紹介したものより
はるかにいいです。
これで1600円は高いかどうか・・・
答えは風に聞いてください。
中西哲生ファンなら安いです。
たぶん。















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