【代表雑感】リアル嬢王グランプリ

久々の代表雑感。

全く詳しくは無いし興味も無いが、普通の新聞にも掲載される位だから、凄いんだろうな、って思ったのが先の【ＡＫＢ総選挙】ってイベント。


調べてみて、ああ、と思うのがまるで漫画やドラマにもなった、「嬢王」みたいだ。それをリアルでしかもアイドルを使ってやってのける秋元康はスゴいな。経済効果が200億だとか。ＣＤに投票権がついている、と言うやり方は大量に破棄されるＣＤを生み出すだけだとは思うが、投票する人はよくそんな金あるな、と思う。一人で1000票も投票した、って言う人もいるんだとか。


http://blog.livedoor.jp/dqnplus/lite/archives/1715854.html


完璧にギャバ嬢と客のやり取りだなw


そこでまず思うのが著作権の問題。


レコ協なり放送の協会は頻りにＣＤが売れないのは違法ダウンロードがあるからだ、と言うが、こうやってＣＤそのものは売れている、と言う事実をどう見るのか？暗に付加価値の問題、と、片づければ簡単だが、簡単な話にもならないだろう、中の人たちにしてみれば。

各協会が言う著作権の問題は、要は売れないから言う訳で、売れていたらダウンロードサイトなんてウェルカムだったに違いない。

でもこのＡＫＢのＣＤは売れている。ただ、曲に価値を見いだしている人は少ないんだろう。結局「いいもの」を作ってもマーケティングに負けてしまう、と言う事を端的に物語っているようにしか、私には思えない。マーケティングなんて芸術評価よりもあやふやなものに頼らなければ、音楽業界はやってはいけない、ってな事にすでになっている。


あとも一つ、金が集まる所だから、って意味で思うのは、そんだけ金があるなら売上の何パーセントが東北に義援金として寄付されるのか。しかしこれは運営する側であったり、アイドル達の意識の問題だから、何とも言えない部分あるし、あと払う側の意識の問題もある。アイドルのキモチなんて分かりはしないが、払う側のキモチは想像はつく。

けどさ、それだったら高級泡風呂にでも行くなり、銀座か北新地か中洲でこれでもか、とばかりに財布が続く限り良くして貰う方がうんといい、と思うのは私がオッサンだからだろうか？

また、広沢虎造の清水次郎長の話では無いが、この手の競い事は、どう転んでも誰が一番得をするのか、と言えば胴元である事は、歴史が証明している。張った人間は身包み剥がされるのがオチ、と言う事も決まった事実。だから私はギャンブルは富くじみたいな捨て金として判るもの以外は一切しない。この場合、言うまでもなく、胴元は秋元康だ。しかし、胴元には胴元としての苦労や批判は沢山ある。それでもこのフィーバーはお釣りが来るんだろうな。



そう考えたら、潰れそうな草野球の監督をしている私からみたら羨ましい事この上ない。

草野球の胴元としての私は、何一つ得などしていない。それどころか、自腹ばかり切って、面倒な調整ごとをプライベートの時間を割いて損してる。それこそ、そこに突っ込む金や時間があるんなら、少しでも東北に義援金として突っ込めや、ボランティアとして瓦礫を除けろや、と言われたらグウの音も出ない。独身なら間違いなくボランティアに行っていたが、だなんてのも都合のいい言い訳に過ぎない。

更に監督のやり方は気にくわない、と言われてしまい、集めたメンバーの大半が、何だか朱に交われば赤くなるが如くに辞めちまったチームでもあるので、もう頑張ろうとは思えない。出来るだけ赤字を少なくして身を引くのも一つの考えだと思う。後ろ向きな物の見方ではあるが、歯車が狂い出して、止める術を知らないのだから仕方がない。

それでも参戦してるＧＢＮはあと4戦残っているので、責任は果たさなければならないし、気に入らないだとか、勝利至上主義だとかつまらない、だと罵られようが、私は野球はやるからには勝ちたい。どんな勝ち方でも勝ちは勝ちだし、負けは負け。負けたらば、「負けたけどいい試合だったな」だとかはプロ野球以外では有り得やしない、としか私は考えていない。