最近の変化球事情 2

  • 源内
    2014年06月16日 00:00 visibility219

続き

ツーシームの進化版。


これはうちのゴロー君から教わって眼から鱗だったのですが、ツーシームの握りを広くすればよい、という類のもので、所謂フォークボールです。

しかし、私レベルでは、これはフォークボールとは呼べません。精度が悪いからです。故にツーシームの進化版とでも言うような趣です。


私はフォークボールはストレート(4シーム)の延長だと思っていました。故に握りはストレートの縫い目に指を挟んでスローの瞬間に手首と挟み込んだ指に力を込めて投げるボールだと昔々教わって30才位までは実はそれをたまに投げてそれなりに決まってはいました。握力勝負の球、手首の回転の力で決まる球、そう思っていました。

この5年以上は、もう指にそんな力は無いからフォークボールは使えない、として投げないようにしていました。単なる棒球になるからです。


しかし、25才のゴロー君に、それが根本的に間違いだと、満37才にして気づかされました。

‥‥遅すぎる。俺はどれくらいバカなのか。


ツーシームの延長なら、使える。

何故なら、この数年、A′sの終わり頃からは打ち取る球の半分はツーシーム。カーブ程では無いですが、操る事は出来るようになったからです。

このツーシームは面白く、腕の振りはストレートと一緒。しかし違うのは、ややジャイロ気味に回転が変になる事です。ジャイロボールがなんぞや、は置いておいたとしても、受けるキャッチャーさんなり、試合前のキャッチボール相手に話を聞くと、横に球が回転する、と言うから、比喩でなく本気で自分では予想出来ない、変な回転である事は間違いないです。また、ミスショットをよく誘います。

しかし、私が元居たようなちゃんとしてまとまっている上位クラスになると、あれは手もなく打たれます。センター返しを基本とするチームバッティングが出来るチームなら、ねらい打ちされるか、逆にあれでは勝負を避けられてしまい、カーブを打つと思われます。私のカーブではもう、昔みたいな空振りは取れませんから。

う~ん、そ~だなぁ、今の土曜日チームが本気で私を打ちに来たらやられてしまうだろうな。

まあ、そのレベルのツーシーム、と自覚はありますが、初見の相手ならまずまずのレベルで誤魔化せます。そこで幻惑させて、ストレートで仕留める、それが最近のやり方です。

その、ツーシームを応用させてフォークボールになる、とは、最初は俄かに信じられませんでした。しかし、ゴロー君の話では、最後は抜くらしく、スナップを利かせる私が考えていた、フォークボールとは部類が違うようで、その進化版が所謂スプリットなんだそうです。

そう、去年田中マー君が日本中を驚かせ、更に海の向こうでも通用している、あのスプリットです。

‥‥ちゅうことは、私にもそのスプリットフィンガードファストボールという、子供の頃に夢の魔球だ、と思ったあれが、投げられるかもしれん。

そこで昨日早速試しました。

よし、いける。

精度はまだまだですが、今まで5球に1球と思った球が、4球に2球は投げられました。

まだ、確証はないですが、とりあえず掛かる事は確認しました。まずはこいつを効果的に操れるよう、ツーシームの精度を磨く事に暫くは専念しようかと思います。

続く

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