A's監督として、選手として 2

  • 源内
    2010年10月06日 13:00 visibility121

前回の続きです。

滅茶苦茶悩みました。悩んだ末に出した結論は、
私が投げる

でした。当日直前迄本当どないしようか、と悩んでて、副主将2人に相談をして、その結果、という所でした。

んで試合開始。

序盤は緊迫した投手戦。まさに双方一歩も譲らない展開。私は私の意地がありましたし、向こうは向こうの意地やストレスがありましたでしょう。何しろ元のチームメイトの私に抑えられているんですから。

最初にチャンスを掴んだのはうちでした。しかし好投手O君の力投に阻まれました。
私が最後に打ち取られてしまったのが大きかった。くそぅw
やっぱり彼の方が2枚は上手だ。

切り替えが出来ぬまま、マウンドへ。

アンラッキーなヒットから始まり、私がグラグラと崩れて行きました。自滅した、という表現が正しいです。

私の脳裏にはあるトラウマに近い物が浮かびましたw

四球と暴投が元々多い私。荒れ球が武器でもありました。若い頃に比べ球の勢いは減ったので、暴投は少なくなりましたが、崩れてしまうのは大概は四球から。
最近は崩れてしまうと、バタバタバタ、と一気にやられる傾向が特に強いので、かなり注意はしていました。脳裏に浮かんだのは、その崩れ落ちるシーン。全く抑えが利かずに四球を出しまくる私。ストライクを投げたら必ず打たれる私。歯止めが利かないチーム状況。ダレるのが一番厭なので、それだけは何とかしたい、そう思って投げた球は、


無常にも押し出しw


町田康の名曲、「もうだめだ」が頭の中をコダマしました。

もうだめだ
もうだめだ
サービスタイムが今終わるんだ
カラオケ
………
タイムも

生バンドも
ウィスキーの飲み放題も今終わるんだあああ

と。

※「もうだめだ」町田康+グローリー

押し出しをした瞬間、マウンドを降りる決心をしましたが、これが不味かった。

ベンチに戻り、日曜日も共にプレーするS君に言われた一言。

「あと1人は最低でも投げないと後が大変だろが」
これは私自身も後を託される立場で何度も経験がありました。今逆の事を自分がしてしまった、その采配ミスに大きな大きなショックと監督としての経験不足とを同時に感じた瞬間でした。

結果、流れは向こうに行きタイムオーバー。

大いに反省する点があり、この経験をバネに、自分が投げる時の注意をまた勉強しました。

次回は今週末、切り替えて采配していきます。

sellA's

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