U20女子ワールドカップ決勝戦 鉄壁のドイツを打ち破ったアメリカ。準決勝のヤングなでしこの切り込みが参考になったのかも。

2012/9/8(土)U20女子ワールドカップ決勝戦。アメリカvsドイツ

出遅れたせいで国立に到着したのが3位決定戦開始40分前。
日本の応援席がいっぱいで座れず、ドイツ応援席に座る。
そのまま決勝もドイツ応援席で観る。

 

19:00クロージング・セレモニー
※日本語では決勝前セレモニー

 

乃木坂46さんが歌い踊る。
マーチングバンドの演奏と共に巨大なFIFAの旗、アメリカ、ドイツの両国旗がグランドに出て来て、決勝戦を盛り上げる。

 

本大会、準決勝終了時、無失点、15得点のドイツ。
そのドイツに仙台でのグループリーグ最終戦で0-3と敗れ、あわやグループリーグ敗退に追い込まれそうになったアメリカ。
ドイツの完封勝利なるか?それともアメリカのリベンジなるか?

 

19:30KickOff
相変わらずドイツディフェンスの寄せは早くて強い。
しかしアメリカも身体的な強さでは負けていない。
双方攻め合うが双方ともに守りが堅くGKの反応も良い。


無失点のまま前半が終わるのではないかと思われた前半44分アメリカの右サイドからクリスタル・ダン選手がドリブルでドイツDFの最終ラインを抜き去ってマイナスのパスをキーリア・オハイ選手がシュートしてゴール。1-0とアメリカが先制する。

そのまま前半終了。

 

ハーフタイム。トイレに行きたくなったがなでしこの澤さん達の挨拶があるとの事で我慢我慢。

 

佐々木監督、宮間選手、澤選手、丸山選手、鮫島選手達がピッチへ現れる。

まず宮間キャプテンが挨拶、続いて佐々木監督が挨拶。
佐々木監督が最後の最後で噛んでしまい、なでしこ達に爆笑される。
相変わらず明るい人たちだ。

 

その後、トイレに行ってスッキリ。
戻ると後半のKickOff直前。間に合って良かった。

 

後半KickOff

焦りが見えるドイツの攻め。落ち着いた対応をするアメリカ。
ドイツのシュートが多かったが枠外に行く事が多かった。
たまに枠内に行くがGK正面だったりでなかなか決まらない。

3位決定戦のナイジェリアもそうだったがやはり焦りからアドレナリンが出てしまうのか?肉体的な疲れのせいなのか?精神的に追い込まれていくせいなのか?

時間とともに攻めが雑になり、アメリカのカウンターをくらうシーンもあった。

 

後半ロスタイム、ドイツがコーナーキックを得る。
ドイツ応援席に座った都合上、「決めろー」と声援を送る。
反対サイドでのプレーなのでUSAコールにかき消されて届いていないかもしれない。そしてやはりゴールは割れない。

 

後半ロスタイムも終了間際、ドイツのシュートがゴールへ向かう。しかしアメリカGKにガッチリ捕られる。

そして試合終了。

 

自陣中央付近に集まり歓喜の輪が広がるアメリカ選手達。
パタパタとその場に倒れ込むドイツ選手達。
対照的な光景がくり広がる。まさに天国と地獄。

 

少し間をおいて表彰式。

 

ヤングなでしこ(日本)がFIFAフェアプレー賞を受賞。

FIFA女子ワールドカップ ドイツ大会2011でなでしこJAPANも受賞していたのを思い出す。

 

シルバーシューズ賞(得点王2位)を田中陽子選手が6点で受賞。
1位北朝鮮のキム選手の7点には1点及ばず残念。
しかし3位決定戦で1点取りドイツのロッチェン選手の5点を1点上回り単独2位となった。

 

シルバーボール賞(最優秀選手2位)を柴田選手が受賞。
ゴールデンボール賞(最優秀選手)はドイツのマロジャン選手。
ブロンズボール賞(最優秀選手3位)はアメリカのジョンストン選手。

 

ドイツの試合は準決勝と決勝しか観ていないがドイツ14番マロジャン選手は
やはり巧かった。ひとあじ違う感じがした。

 

最後に3位から順に選手、監督達にメダルが掛けられる。
3位日本、2位ドイツ、1位アメリカ。

メダルを受取り表彰台の右側に設置された大会名のパネルの後ろに並び記念撮影。

 

1位アメリカがメダルを受取った後でトロフィーの受賞。
2位ドイツと3位日本の選手達は私の目の前のアウェイ側エンドラインにバックスタンド側にドイツ、メインスタンド側に日本が1列に並んでアメリカがトロフィーを受取る所を見ている。

 

敗者達の目の前で優勝トロフィーがアメリカの選手に手渡される。

 

FIFA女子ワールドカップ ドイツ大会2011でなでしこJAPANが受賞した時は金色の紙吹雪が舞ったが、同様に今回はきらきらしたピンクの紙吹雪が射出されて国立競技場の空を舞う。バックグランド裏では花火が打ち上げられる。

 

紙(プラ?テープ?)吹雪も花火も綺麗だ。


アメリカチームは表彰台で跳ね回る。

その様子を見ながら再び涙を流すドイツの選手達。
ヤングなでしこ達の眼には涙は無く「今度は私たちがそこ(頂点)に立ってやる。」と言いたそうな闘志あふれるまなざしで見つめていた。

 

ドイツ選手達は途中でベンチに戻りロッカールームへと帰って行った。
ヤングなでしこ達は表彰式が終わるまで見つめていた。

 

直前の試合で負けたドイツと数日前の準決勝で負けた日本。
日本はすでに気持ちの整理がついていたのかもしれない。

 

表彰式終了後もアメリカチームの喜びは収まらず、ピンクのテープの海に飛び込み、泳ぐふりをしていたりした。

 

グループリーグで0-3で惨敗したアメリカが決勝で1-0で勝利。
決勝点はサイドから切り込む形で引きつけて中のスペースに入り込んだ選手にあずけてドーン!

 

準決勝の日本vsドイツ戦で日本がやりかけていた事。切り込むまでは何度か成功していたがフィニッシュが巧く行かなかった。アメリカはあれを参考にしたのか
もしれない。そうだとするとヤングなでしこがアメリカ優勝に一役かった事になる。

 

どこかのサッカー雑誌とかでインタビューして確認して欲しい。
日本の雑誌じゃやらないかな。

 

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。