ここからがスタート

昨年、余裕で昇格した横浜と、もがき苦しみなんとか昇格してきた神戸
今年はJ1の舞台で、まったく正反対の立場にたつ・・・・そんな、なんとなく因縁じみた試合だった。

横浜FCには、元神戸の選手が多数在籍しそれぞれの思いもあっただろう

試合は、大勢の人が予想いたとおり、神戸が3点をとりしかも、完封に抑えて今期のJ1残留をほぼ確定させることができた。

しかし、今日の試合は神戸が終始主導権をにぎっていたため試合の内容にしては勝つには勝ったが、正直楽しい試合ではなかった。横浜の打ったシュートは、わずかに五本・・・そのうち達也がキャッチしたものにいたっては私が見ていた限りでは二本たらずだったように思える。
横浜の選手たちのあせりと苛立ちがラフプレーを生み、ボールが中央でおさまらず、滝沢も欠場のためか・・・攻撃の基点のひとつとなっていたサイドからのクロスもなく、パスミスなどを神戸選手にカットされカウンターを食らう。
チームがうまくいかないときは、負が負を生む。が、残りの試合を来期に向けてどう戦っていくか・・・
横浜には、ここからがスタートだと。

昨日、ホムスタで神戸が勝利に酔いしれるスタンド側から横浜の選手たちを目で追っていたが、誰一人としてピッチ内でうなだれたり、倒れこんだりする選手がいなかったこと・・・あれは、もう試合をする前からあきらめていたということか?
遠い横浜から「もしかすると、降格が決定するかもしれない」というアウェーの試合にもかかわらず少なからず横浜のサポーターが、一生懸命応援しているのに・・・すこしくらいくやしがる姿を見せる選手がいてもいいのにと、ちょっとやるせなかった。

二年前・・・神戸が降格したとき、本当に悔しがる選手たちを目の当たりしてきた私としては、この横浜の選手たちの「最後まで、一生懸命やった」という試合ではなかったような気がする。あれでは、サポーターに対して失礼だ。

もちろん、横浜の降格決定が決まったところで、神戸には残留の安心感もでてきたところだが、神戸ももっと気を引き締めて日々試合に臨んでほしい。

今回の観戦記は、試合経過を書くにいたるほどの内容の試合ではないために私が思うことを書きました。横浜FC・・数少ないJ1での試合、来期のJ2で戦えるような新しい若い選手の育成のためにも、消化試合とせずに、全力で戦ってほしい。もっともっと若手をつかって、新しいチームに作り変えまたもどってきてください。サポーターも、見放さず時には暖かく時には厳しくみまもってあげてほしい。

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