大分のこと 続き

追加融資を保留したJリーグの判断が極めて当然であることは


以下の数字を見たらお分かりいただけると思います。


 


大分がサポーターに対して開示した経営計画によればH25年2月〜H26年1月で


累積債務を解消できるんだそうです。


 


来年1月時点での累積債務は9.16億。


そのうち今期H21年2月〜H22年1月の赤字が1.44億。


 


で、来期の見通しですが(数字は全て今期→来期)


収入関係では


 ユニフォームスポンサーが 4.05億→0.85億


 看板が 3.58億→5.58億


 シーズンチケットが 2.95億→4.09億


ということで、売上高が 20.15億→14.44億


 


支出関係では


 トップチーム人件費が 10.4億→5.49億


 原価経費が 6.04億→4.15億


 販売管理費が 2.44億→1.83億


 


トータルで


 8200万円の赤字だった経常利益を1億1600万円の経常黒字にする、と。


 


で、次年度以降では、トップチーム人件費を更に2億削減し


単年度で3億6000〜7000万円の経常黒字を3年続け


H26年度1月の時点で、累積債務を解消し


反対に1億3700万円の「貯金」ができる。


 


すばらしいですよね、できれば。


 


ユニフォームで3億減った分を看板で2億取り戻す。


はっきり書いてないですけど、シーズンチケットと一般販売の割合から


狭いスタジアムを使うことになっているんだろうと思われますが


看板スペースも減る中で2億アップ!強気です、非常に。


 


来年からJ2で、シーズンチケットのお値段を据え置いたとしても、


販売数を大幅アップしないといけません。普通、J2では単価を下げるような


気がしないでもないですが。これまた、非常に強気。


 


ざっくり過ぎるくらいざっくり考えると、結局トップチームの人件費を


削ってみただけで、あとは、毎年3億くらいの黒字を出すように


適当に数字を並べてみただけのような経営計画です。


こんなもの、銀行は当然、Jリーグですら、いい加減さに気づくでしょうね。


 


強気というか、無謀というか、妄想というか、悪すぎる冗談というか


資金ショートを目前に控えた会社からこんな経営計画を出されたら


もう諦めてるとしか思えないでしょう。


 


で、こんな会社を助けないといけないんでしょうかね?


 


大分トリニータのサポーターサイトで、クラブからの回答書などが閲覧できます。


参考になさってみてください。


    http://ots.oitan.jp/

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。