大分のこと 続き
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orange fantasia
2009年12月16日 18:06 visibility52
追加融資を保留したJリーグの判断が極めて当然であることは
以下の数字を見たらお分かりいただけると思います。
大分がサポーターに対して開示した経営計画によればH25年2月〜H26年1月で
累積債務を解消できるんだそうです。
来年1月時点での累積債務は9.16億。
そのうち今期H21年2月〜H22年1月の赤字が1.44億。
で、来期の見通しですが(数字は全て今期→来期)
収入関係では
ユニフォームスポンサーが 4.05億→0.85億
看板が 3.58億→5.58億
シーズンチケットが 2.95億→4.09億
ということで、売上高が 20.15億→14.44億
支出関係では
トップチーム人件費が 10.4億→5.49億
原価経費が 6.04億→4.15億
販売管理費が 2.44億→1.83億
トータルで
8200万円の赤字だった経常利益を1億1600万円の経常黒字にする、と。
で、次年度以降では、トップチーム人件費を更に2億削減し
単年度で3億6000〜7000万円の経常黒字を3年続け
H26年度1月の時点で、累積債務を解消し
反対に1億3700万円の「貯金」ができる。
すばらしいですよね、できれば。
ユニフォームで3億減った分を看板で2億取り戻す。
はっきり書いてないですけど、シーズンチケットと一般販売の割合から
狭いスタジアムを使うことになっているんだろうと思われますが
看板スペースも減る中で2億アップ!強気です、非常に。
来年からJ2で、シーズンチケットのお値段を据え置いたとしても、
販売数を大幅アップしないといけません。普通、J2では単価を下げるような
気がしないでもないですが。これまた、非常に強気。
ざっくり過ぎるくらいざっくり考えると、結局トップチームの人件費を
削ってみただけで、あとは、毎年3億くらいの黒字を出すように
適当に数字を並べてみただけのような経営計画です。
こんなもの、銀行は当然、Jリーグですら、いい加減さに気づくでしょうね。
強気というか、無謀というか、妄想というか、悪すぎる冗談というか
資金ショートを目前に控えた会社からこんな経営計画を出されたら
もう諦めてるとしか思えないでしょう。
で、こんな会社を助けないといけないんでしょうかね?
大分トリニータのサポーターサイトで、クラブからの回答書などが閲覧できます。
参考になさってみてください。
- 事務局に通報しました。
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