11/23 vs 川崎
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orange fantasia
2006年11月25日 08:59 visibility50
相変わらず空気が読めないエスパルスですが
監督が「今季最高の試合」というように、こちらの狙いがぴたりとはまった試合でした。
川崎の爆発的な攻撃力を支えているのは、中村と谷口の2人。この2人が
あれだけ攻撃的であるということは、そこにはスペースもチャンスも発生する。
技術や決定力がそれなりにある選手がそのスペースでチャンスをもらえたら
川崎から点を取ることは難しくはないはずです。
我那覇、マギヌン、ジュニーニョをまず抑えて、中村や谷口についてはある程度仕方がない。
でも確実にチャンスをものにして、打ち合いを制する。浦和ほどではないにしても
ある程度のディフェンスが計算できることと、ホーム・日本平では強いことを背景に
真っ向から勝負を挑んだ作戦は、見事に成功しました。
「技術や決定力のそれなりにある」藤本が、とにかく絶好調。川崎にとっては
アンラッキーな要素でした。11月公式戦4試合で7得点ですから。
安定しちゃったら川崎ではないのでしょうが、やはり色々な面で安定感が感じられないのが
優勝できなかった最大の要因でしょう。チームとしての経験値のなさというか、若さというか。
エスパルスでいうところの伊東のようなバランサー、そして何よりもベンチも含めて
みんなを落ち着かせることができる人の不在。2点を追うロスタイムに貴重な時間を使って
判定に抗議するのは、敵からみてももったいない。そんなに抗議するような判定でも
なかったですから。それに、一部の報道では「微妙なPK」だったんだそうですが、
こちらは微妙なファール自体をしてません。あの主審であることを考えたら
微妙なファール自体気をつけないと。あの試合の中で、基準がぶれていたわけではないですし、
佐原がJJを後ろから抱え込んでいたことは事実です。
「JJが“あれはPKじゃない”と笑っていた」という発言が報道されていましたが、
“あれ(=PKを止められて再び押し込んだ得点)はPKじゃない”という意味だったはずです。
伊藤の勘違いなのか、メディアのフィルターなのか。
仮にあのPKがなかったとしても、負ける気はしてませんでした。
それくらい淳吾の調子がよかったし、その淳吾が野放し状態だったので。
エスパルスは最初のタイトル(ナビスコカップ)を取るまでに、準優勝を4回経験しています。
ステージ優勝までは、さらに2つの準優勝。アジアのタイトルは1つ取りましたが
リーグチャンピオンにはなったことがありません。川崎もまだまだこれから。
現在のストロングポイントを消さずに、いかにディフェンスを安定させるか。
この恐ろしく難しそうな課題に対する答えを見つけられてしまったら
本当に川崎には手がつけられなくなっちゃいそうです。
結局勝ち点差2で迎える静岡ダービー。ここで勝てれば、5位以上が確定します。
とにかく磐田より上にいくこと。5位以内という目標の達成。天皇杯につなげるためにも
いつもの“上位いじめ”で終わることなく、ダービーとホーム最終戦を
戦い抜いて欲しいものです。
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- 事務局に通報しました。
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