
スタンドプレーの奨め
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メタボリック脱出成功!
2007年07月26日 23:58 visibility53
サッカーの日本代表が負けました。2点は取ったもののストライカーが決めたものではなくディフェンダーが決めたものでした。私はサッカーのことはよくわかりませんがストライカーが楔となって2列目が飛び込んで点を取るという戦術もありますが、日本のFWはほとんどシュートを打ちません。野球で言えば4番を含めたクリーンアップがバントや進塁打ばかり打っているようなものではないでしょうか。勿論サッカーの詳しい人から見れば反論はあるはずですが。
もっと結果を恐れずにシュートを打ってもいいのではないでしょうか?たとえディフェンダーがいてシュートコースがボール一個分しかなかったとしても、そのわずかな隙間を狙って打つのがストライカーの仕事ではないかと思います。野球で言えば4番打者は、常にホームランを狙い続けるべきだと思います。
ではなぜ日本の選手はリスクを犯さないのでしょうか?これは私の持論の一つなので間違っているかもしれませんので気にしないでください。日本のアマチュアスポーツ、特に学生、少年スポーツではスタンドプレーはご法度となっています。堅実にプレイすることが求められ、派手な要素は不必要なのです。
昔高校野球で逆転ホームランを打った選手がうれしさのあまり派手にガッツポーズをしながら塁を回ってきたら「神聖な高校野球でそのような感情表現はけしからん!」ということで3塁打にさせられたそうです。全くばかげています。ホームランの喜びを表現して何が悪いのでしょうか?打たれた相手の気持ちになれと言いたいのでしょうが、悔しさも含めてスポーツなのです。
スポーツはある意味において、プロ,アマ問わずエンターテイメントだと思います。つまり見ている人にアピールする場所だと思います。その部分を排除したら無感情でやれ!ということになりかねません。
かっこよくシュートを決めたい。かっこよくホームランを打ちたい、などなどもっとかっこいいところを見せるべきだと思います。そういう経験をたくさんさせることによって「シュートを打って決める、俺ってかっこいい」(ちょっと飛躍しすぎか?)という意識付けが出来て攻撃的になれるのではないでしょうか?いいところを見せたいというところを度外視してしまうと、いざというときによいパフォーマンスが出来ないのではないかと思います。スタンドプレーは度胸付けにはもってこいのような気がします。
そんなことさせたらチームプレイや結束力が落ちるという人もいるでしょうがそれをいかにいい方向へ導かせるのが指導者の腕の見せ所です。指導者がしっかり導いてあげれば、しっかり選手と信頼関係が出来ていれば選手があらぬ方向へ暴走したりしないはずです。
少年野球の指導者を観ていると、選手を叱り付けて常に選手が指導者の目を気にして無難に、怒られないように、小さくなってプレイさせられているような気がします。サッカーではどうかわかりませんので、断定的にはいえませんが、下手なシュートを打ってみんなに(日本代表なら国民に)責められるのではないかと、もしかしてそのせいで小さくなっているのではないでしょうか?もしそうならそれは悲劇です。(昔、武田選手がドーハのとき責められましたよね)
野球ならバッターはホームランを狙っていくべきです。サッカーならシュートを打ち込むべきです。そうしないと勝てないじゃないですか!まずはそこを目指すべきではないでしょうか?かっこいいです、絶対。適性はそのあとで考えればいいわけですから。
もっともっと上を目指すために、スポーツの楽しさを体感するために、大人も子供も「スタンドプレー」をやってみんなにかっこいいところ見せましょう、下手な鉄砲数打ちゃあ当たるって!
- 事務局に通報しました。
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