驚きの野球事情

  • まお
    2006年07月31日 08:13 visibility78

我が社は夏の休みを7月終わりの夏休みと、8月中旬の盆休みに分散するので、7/26〜28に帰省をしました。
その際、私の父親が近所の中学校に行く!?と言うのです。

えぇ、その年で中学校へ通学ですかぁ!?ということで事情を聞いてみたところ、
なんでも、その中学校にいた野球部顧問の先生が転勤し、その代わりをする野球のできる先生がいないとのこと。
現在は、野球を知らない女性の先生が顧問を担当し、その補助でこれまた野球が上手ではない教頭先生が副顧問をしているそうです。

なんじゃそりゃ!?です。


しかも、そこで困るのが、大会に出場するには審判を各出場校から出すことになるのだが、野球をしらない顧問の先生が出来るわけもなく、
審判を出せないなら大会への出場ができなくなるとのこと。

それじゃぁ、野球部に入って一生懸命練習している子供もかわいそうですよね。
それこそ教育現場なのに、教育上よろしくないだろうよ。

 

そこで、白羽の矢が飛んできたというか、一肌脱いだというか、
・定年退職をしている。
・近所に住んでいる
・少年野球の監督をしていて顔見知りの生徒もいる。
と好条件が揃っている私の父親が今年から顧問の先生に代わって審判をすることになったようです。
ただ、野球のできない顧問がいても、野球を教えるでもなく、礼儀指導をするわけでもなく、
教育の面から見てもあまりにナンセンスな体制なので、ついでに日々の練習も見るようにしているとのこと。

やはり我が父親にしてバカが付くほどの野球好きなんだねぇ。


市の『特別体育指導員』だったかな?そんな名前の肩書きの書かれた名札を頂いて部活動の時間に中学校へ通っている。
恩年70歳で中学生の相手が務まるのか知らないが、年寄りが家で引きこもっているよりはましかと思って賛成しておいた。

 

教える立場としては、
愛知県で指導した少年野球チームが市の中級チームから数年で全国大会出場レベルになり、
定年退職後に指導をした東京都の少年野球チームもたしか全国大会に出場していたと思ったので、
経歴から言えば文句はないだろう。

 

私が驚いたのは父親のことではなく、『野球を教える先生がいない』という事実。
私が中学の頃は野球部の顧問なんてできそうな先生が3人くらいはいましたけどねぇ。
少子化でクラス数が減って先生の数が減ったのでしょうか?
野球人気が落ちて野球のできる先生が少なくなったのでしょうか?
そういえば、私の中学2年の時の先生が私の母校に戻ってきて校長先生をやっていますが、「最近はビジネスでやる先生が増えて、9時-17時勤務で情熱を感じない人も多いよ。と言っていたし、面倒なことはやりたがらないのかなぁ?

 

他にも、最近我が社に入ってくる新入社員は学歴の高さと反比例して野球のできる社員が減ってきている気がします。

会社の野球部も存在はしているものの、ここ数年は活動休止状態ですし、全国的にみても野球人口は減少しているんでしょうかね。

みなさんの周りにも野球人口の減少を思わせる現象はありませんか?

 

野球界発展のためには、プロ野球や高校野球の発展だけでなくて、子供の頃から野球ができる環境も重要だと思いますけどね。困った事態だ。

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