リバプール売却問題泥沼化 勝ち点剥奪で最下位転落か?

  • ゴロー
    2010年10月15日 21:20 visibility350

リバプールの売却問題が泥沼化しています。


もともと債務超過に陥って、昨シーズンから売却先を探していました。


ようやくここに来て売却先が見つかったのですが、その売却額はアメリカ人の現オーナーがクラブを買収した金額の約半分。


現オーナーが反対し、あの手この手で妨害しているのです。


 


共同オーナーであるアメリカ人の現オーナー2人は、アメリカのテキサス州の裁判所に、売却無効の申し立てを行いましたが、裁判所はこれを認めましたが、イギリスの高等法院はこれを却下し、売却を承認。


 


しかし、オーナーは、法廷侮辱罪でリバプールの会長を拘置するようテキサス州の裁判所に申し立てて、抵抗しているそうです。


イギリス高等法院は、オーナーに売却の裁定に従うよう求めていますが、オーナーは従っていません。


BBCは「オーナーは売却阻止にヤケクソになっている」と報じています。


 


ここで問題になっているのが、リバプールの債務の返済期限。


今日15日までに返済できなかった場合は、プレミアリーグの規定により勝ち点9を剥奪されてしまうのです。


現在勝ち点6のリバプールがもし勝ち点9を剥奪されれば勝ち点-3となり、プレミアリーグでは前代未聞の勝ち点「マイナス」となり、最下位に転落してしまうのです。


 


もし本当に勝ち点9剥奪なんてことになったら、優勝どころか来季のチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ出場も絶望的です。


そうなったらクラブの収入は減って、クラブ再建の道はさらに遠のいてしまいます。


 


このオーナーの振る舞いは、選手、サポーターを全く無視したものです。


やはりこのアメリカ人オーナーはもともとクラブ愛、フットボール愛など全く持っておらず、クラブ経営を単なるマネーゲームの道具としか考えていなかったのでしょう。


サッカーファンとしては非常に残念ですね。


 


 

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