下克上の日
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よし
2009年10月26日 12:53 visibility96
昨日は、夕方からテニススクール主催のシングルス大会があった。
今回の大会は、2ヶ月に1回開催されるもので、出場者は50歳以上もしくは上級クラス以下という条件に限定される。上級クラスの上には超上級クラス、最上級クラスという鬼のようなランクがあるのだけれど、50歳未満でそのクラスにいる人間が出てはいけないというものだ。
出場者は8名で、まずは4人ずつのブロックに分かれて、総当たり戦を行なう。僕と同じブロックになったのは、超上級クラスのI田さん、A木さん、中上級クラスのHORさん(昨日、ペアを組んで奇蹟を起こしたばかり!)。僕は上級クラスなので、ランク通りの結果となれば、HORさんに勝って、I田さん、A木さんに負けるということになるのだが…。
初戦はHORさん対A木さん。どう考えてもA木さんの勝つ組合せだが、なんとHORさんが勝ってしまう。おおっ、下克上だ。
次いで僕対I田さん。実はこのI田さんとは何度も何度も対戦をしてきて、一度も勝ったことがない。勝ったことがないどころか、いつも一方的にやられるだけの試合しかしたことがない。ところが、一方的に僕が押しまくって、あっという間に5−0と追い込んでしまう。あとひとつとれば勝ち。でも、5−0になっても、まだ勝てる気がぜんぜんしない。それだけ、実力に差があるのだ。
案の定、そこからI田さんの逆襲が始まり、5−2と2ゲームを連取される。しかし、なんとかなんとか踏ん張り、6−2で初めてI田さんに勝ってしまう。おおっ、下克上だあ!
続いて僕対HORさん。ああっ、休みなしの連チャンだあ! いまのI田さん相手の試合で、全勢力を使い果たしているというのに。
HORさんの情け容赦のないボールは、対角線対角線とみごとに僕を走らせてくれる。しかも、ネットに詰めようとすると、見事にストレートを抜いてくるし。
なんで、そんなにうまいのに、さいたま市のダブルスで緒戦負けを食らうかね。
とことんいたぶられ、まったく自分のテニスをさせてもらえないままに敗退! おおっ、またしても下克上だ。
次はA木さん対I田さんという上級者対決。ふたりの試合を見ていて、僕にしてもHORさんにしても、なんでこのふたりに勝てたんだと思うようなレベルの高い試合をしている。結果はI田さんの勝ち。
第5試合はHORさん対I田さん。どう考えてもI田さんが負けるわけのない組合せなのだけれど、なんと勢いに乗ったHORさんがI田さんを破ってしまう。なんとなんと、全勝でブロック1位抜けを決めてしまったではないか。これまた、みごとな下克上。
そして最後が僕とA木さんの対決。A木さんには一度だけ勝ったことがあるのだけれど、多彩な小技を繰り出して相手を翻弄するA木さんに、そうそう勝てるわけがない。なんたって、レベルが違いすぎる。
ところが、これが意外や意外、6−3で僕が勝ってしまったではないか。またしても下克上!
かくして、下位ランクの僕とHORさんが決勝トーナメント進出を決め、上位ランクのふたりが脱落するという、予想外の展開になったのでした。
決勝トーナメントの初戦は、シコラーキングのI井くん。こちらに体力の残っている時なら、絶対に負けないという自信はあるのだけれど、格上のふたりを倒すのに全勢力をつぎ込み、さらに格下のHORさんからいいように走らされたので、体力はもうまったく残っていない。
それに比べて、もう片方のブロックには下位ランクのメンバーが揃っていたので、I井くんはほとんど体力を失わずに、楽な試合で決勝トーナメントに上がってきている。うーん、もっとI井くんの体力を奪っておいてくれなければ、ダメじゃないか>よこちゃん(笑)
打ち込んでも打ち込んでも拾って返してくるI井くんの超シコラープレイに、残った体力もすべて奪われて、結局は4−6で敗退。く、悔しい!
決勝戦は決勝トーナメント初戦を楽々勝ち抜いたHORさんとI井くんの一騎打ち。予想ではHORさんの勝ちだったのだけれど、I井くんの超シコラーぶりにしびれをきらしたプレイで、自滅するかのようにHORさんの敗退。I井くんの優勝となった。
さすがに短時間に4試合、しかも休みなしの連チャンがあったりすると、体力的に非常に厳しい。なにせ、歳が歳ですから。
でも、今回は格上のふたりを倒すという快挙を成し遂げ、とってもとっても嬉しかった。
さあ、次は12月だ。また、頑張るぞ!
- 事務局に通報しました。
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