昨夜のシングルス大会

  • よし
    2010年09月06日 14:48 visibility63

風邪をひいてしまった。
たぶん、クーラーをつけっぱなしにして寝ているせいだと思う。
でも、クーラーをつけないと暑くて眠れないしなあ。
ただいま、ノドはイガイガ、セキはゲホゲホ、ハナはダラダラ、頭はボーッという状態であります。
だというのに、昨夜はスクールでの月例シングルス大会でした。



定員は12名なのだけれど、昨日は直前でのキャンセルが続出して10名での開催となりました。
いつもは4名ずつのブロックに分けて総当たり戦をブロック予選として行なうのだけれど、昨日は5名ずつに分けての2ブロックでの総当たり戦となる。
僕の方のブロックになったのは、O内さん(パワーテニスに精度が加わり、まったくかないません)、Bさん(オーソドックスなスタイルのテニスでありながら、穴がまったくありません)、T山くん(目にもとまらぬスピードのボールをガンガン打ってくる大学3年生)、O内くん(同じくガンガン派の大学3年生。息子の中学生時代からの友だち。同姓のO内さんが同じブロック内にいるので紛らわしいのだけれど、「さん」と「くん」で区別します)。
えー、このメンツを見た瞬間、全敗を覚悟しました。
勝てるわけ、ないじゃん。
過去勝ったことのある相手はO内さんとT山くん。
でも、どうやって勝てたのか、自分でもよく分からない。
だって、勝てるわけのない相手なのだから。
特にT山くんとは過去に3回対戦して3回とも勝っているのだけれど、どっからどうみても実力はT山くんの方が2ランクは上。なんで、勝ったんだ?



一方、もう片方のブロックには大きなI井さん(無敵!)、HORさん(お馴染み)、Sさん(二度と対戦したくない!)、ニンジャI田さん(手強い!)、M藤さん(シングルス初挑戦)という顔ぶれが揃った。
どう考えても、僕のいるブロックの方が厳しいぞ。
ま、Sさんと対戦しないで済むだけ気は楽というものだが。



僕の初戦の相手はT山くん。
「ぼく、よしさんに勝ったことないんですよね」と弱気なことを言っているが、どこからどう見ても彼の方が強い。
実力通りの試合ができれば、確実に瞬殺されてしまう相手である。
なのに、今日も接戦。
なぜ、そこで接戦になる?
しかも、途中からサービスをスライス回転を重視したものに変えてきたのだけれど、これがフォールト連発で、しかも入ってきてもスピードが乗っていないので、それほど効果がない。
ごく普通にラリーに持ちこめば、楽勝なはずなのに。
結局、6−3で僕の勝ち。
試合が終わったあとで「なんであそこでサービスを変えてくるのさ。最初のサービスで、普通に打ち合いをすれば間違いなく勝てるのに」と、余計なアドバイスをしてしまう。
そのアドバイスが効いたのか、そのあとでO内くんと試合をしている時には、迷いのないものすごい打ち合いをふたりで繰り広げていた。
もし、自分が対戦した時に、あの勢いで打たれたならば、まったくかなわないぞ。



2試合目の相手はO内くん。
なんで、若者2人を相手に連続で試合をしなければならないのだ?
2人とも、息子と同じ歳だぞ。
「いいか、こないだも言ったように、年寄りを走らせるようなマネをするんじゃないぞ。ヘタに走らせると、年寄りは死んじゃうんだからな。友だちの父親を殺したりしたら、寝覚めが悪いぞ」
試合前にさんざん脅かしておく。
「やめてくださいよお」
本気でいやがっている。
ふっふっふ、おじさんはな、君が中学1年生で初めて出た時の試合のことだって覚えているのだよ。負けて、コートの裏にうずくまってベショベショ泣いていたのは誰だったかな(笑)
しかし、これだけ言ってきかせても、人を走らせるんだからなあ。
初戦だけでたっぷり体力を消耗しているというのに。
だけど、おじさんだって頑張るのだ。
コーチから「ムダに力が入っている」と言われる渾身のサービスで、何本もサービスエースを奪う。フォアサイドから外に逃げるスライスサーブでノータッチエースを奪い、デュースサイドからはコーナーを狙ったフラットサーブでサービスエースを奪う。
でも、この渾身のサービス、けっこう体力を消耗するんだよなあ。
そして、自分でも驚くほど絶妙のドロップショットを何本かネット前に落としたのだけれど、なんでそれに間に合いやがる! おじさんたちだったら、絶対に間に合わないぞ。
結局、3−6で負け。
「あのな、スピードの乗ったボールを打つのは許す。だけどな、手の届かないところに打つのは卑怯だと思わないか。もっと、男らしく勝負をしたらどうなんだ?」
試合が終わったところで、コンコンと説教する。なんて、イヤなおやじなんだ(笑)



3試合目の相手はBさん。
いままで一度だけ5−6まで迫ったことはあるのだけれど、あとはたいてい1ゲームか2ゲーム取るのがやっとという相手だ。
しかも、若者相手の試合に疲れてしまって、ファーストサービスの精度がめっきり落ちてしまう。
精度が落ちるというか、威力が落ちている。
まるっきりサービスエースが取れなくなってしまう。
実力で明らかに負けているので、せめて得意のサービスでポイントをとらなければ勝ち目はないのだけれど…やっぱり負け。
ゲームカウントは2−6でした。



4試合目の相手はO内さん。
この人は、どうやってあんなパワーショットを打てるのだと、呆れかえるほど力強いショットをガンガン打ち込んでくる。
以前は、多少なりとも調子が悪いとそのパワーショットが自滅を呼んでいたのだけれど、最近ではすっかり精度が上がってしまって、まるっきりかなわない。かなわないと言いながら、前回は僕が勝っているのだけれど、どうやって勝ったのかはまったく自分でも分からない。
必死に食らいついていったら、いつのまにか勝ってしまったのだ。
今日も、パワフルなボールに必死に食らいついていって、なんとか3−0で先行する。
そして、4ゲーム目に事故が発生する。
O内さんのセカンドサーブが微妙にロングにアウトして、「フォールト」と叫んだ直後、顔に向かって跳ねてきたボールをあわててラケットで受けようとして、自分の顔面をラケットでぶっ叩いてしまったのである。
メガネから右の眉にかけてのあたりを、フレームでガッツーンと打ってしまったのだ。
目から火花が散った。
激痛に思わずうずくまってしまう。
完全にメガネが壊れたと思ったが、さすがはスポーツ向けに作られたメガネ。鼻当ての部分が完全に変形した以外は、なんともなかった。
その鼻当ての部分をなんとか戻して、試合を続行。
だけど、目がクラクラする。
なんだか、ボールの見え方が右目と左目とで違う。
さっきのフォールトで4−0となったものの、その後、続けて2ゲームをとられてしまう。
なんとか続くゲームをとって5−2、ひとつとられて5−3、そして次をとって6−3で勝ち。
おおっ、勝っちゃったよ。
でも、顔面が痛い。右目の上がズキズキと痛い。自分のラケットで自分の顔面を打ってしまうなんて、まるっきりバカだ(涙)



というわけで、全敗を覚悟していたのだけれど、結果は2勝2敗。
Bさんが全勝、O内くんが3勝1敗で決勝トーナメントに進み、僕はブロック内3位で決勝トーナメントに進むことはできずに、本日の試合は終了。
充分です。満足です。
Bさんにはもう少し粘りたかったけれど、格上相手に2勝をあげられたし、O内くんともけっこう楽しい打ち合いができたし。



決勝トーナメントは、Bさん対ニンジャI田さん、O内くん対大きなI井さん。
Bさんは、2ゲーム終わったところで足が攣ってしまいリタイア(ああっ、ブロック予選で足が攣ってくれれば僕が決勝トーナメントに進出できたのに…って、あくまでも他力本願なわたし)。
O内くん対大きなI井さんの試合は、それまで僕たちがやっていた試合とはあまりにも次元がかけ離れたものすごいものだった。
O内くんの超スピードショットをことごとくバックスライスで拾いまくったかと思うと、真っ正面からガッツンガッツン打ち合ったり、唖然とするレベルでの試合が目の前で繰り広げられる。
O内くんはO内くんでさっきまでのとはまったく違うレベルのテニスをしているし、大きなI井さんは内側から何か別の生命体が覚醒してきたとしか思えないほどレベルが上がってしまっている。
この2人、なにをどうしたって、絶対に僕らじゃ勝てません。
驚いた。
結局、前回大会に引き続いて大きなI井さんがO内くんに6−3で勝ち。
休みなしで速攻で始めた決勝戦は、そのまま勢いに乗って6−2でニンジャI田さんを倒して大きなI井さんが優勝となったのでした。
はあ、この人、凄すぎ。



で、今日は風邪が悪化してます。
試合をしている間は、風邪を引いていることなんか、すっかり忘れていたのに。
しかも、右の眉毛のあたりが腫れあがってズキズキと痛いです。
ううっ、なんてこったい(涙)

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