さいたま市秋季シングルス

  • よし
    2010年09月18日 21:28 visibility85

なんとか腰も大丈夫そうだったので、さいたま市のシングルス大会に参戦してきました。
ただし、腰痛のために2週間テニスをしていないだけではなく、駅までの行き帰りは嫁さんに車で送り迎えしてもらい、家に帰っても腰に負担をかけないように横になってDVDを見たり本を読んだりという毎日を過ごしていたので、すっかり足腰がなまってしまっています。勝てそうな気はまったくしません。
そういう状態だったので、今日は欲張らずに試合に参加するだけでいいや、とまあ、その程度の心づもりで会場に向かったのでした。
当初の目標は4回戦進出だったのですが、とてもとてもいまの体調では無理です。



事前によこちゃんが僕の初戦の相手を検索してくれた情報では、シングルスは初参加らしく、ダブルスでも初戦敗退をしているらしいとのこと。
もしかしたら、すごく楽な相手かもしれないということだったのですが…。
最初のサービス練習だけで、楽な相手じゃないことはすぐに分かりました。
けっこういいサービスを打ってきます。決してヘタッピじゃありません。
で、こちらはというと、やっぱり腰が怖いので、最初のうちはこわごわと腰の様子を見ながらのプレイとなります。
すると、あっと言う間に2ゲームをとられてしまう。
だけど、その2ゲームで、どうやらいまのところは腰は大丈夫という感触だったので、腰に巻いていたコルセットをはずして、3ゲーム目は積極的に攻めてみることにします。
ここで2ゲーム連取して追いつきます。
けっこう勢いのあるボールを打っても、腰は大丈夫そうです。
ところが、ここから長い長い試合が始まってしまったのでした。
運動不足がたたって、あっさり息があがってしまい、どうしても攻めきれなくなってしまう。
しかも、相手はけっこうしっかりとしたプレイのできるシコラーだったのです。
得意のサービスもぜんぜん通用せず、きっちりと返ってきてしまいます。
エースをとったつもりのサービスをことごとく返されると、けっこう精神的にきついものがあります。
長いラリーの隙をついて前に出てスマッシュを決めたり、相手の走る逆コースをついたりと、そういう仕掛けをしないことにはポイントが稼げません。
おかげで、どのゲームもことごとくデュースに突入する始末。
そのデュースも、1回2回で終わらずに、5回6回と長引いて、どちらかが根負けするまで終わりません。
途中、こちらにミスが続いて、ふと気がつけば、ボールを打つときに腰がぜんぜん落ちてません。
棒立ちのまま腕だけで打っているではありませんか。
あわてて腰を落とすようにしたのだけれど、けっこう足に来ていて、下半身を安定させたフォームでボールを打つことができません。
ゲームカウントも拮抗して、ぜんぜん差がつかず、ついには6−6でタイゲームに突入。
この時点ですでに普通の2〜3試合分はやっていると思うのだけれど。
そして、こっちは完全に体力が切れて、足に来ているというのに。
この時点で、負けを覚悟しました。
ところが、タイブレークに入るなり、突如として相手が調子を乱し、7−2で勝ちを得ることができたのでした。
長い長い試合にお互いに苦笑いをして握手。
応援していたよこちゃんも呆れ返っています。



試合が長引いたおかげで、すぐに次の試合の控えに呼ばれます。
お願い、少しは休ませて。
すると、そのお願いが通じたのか、僕の前にやっていた試合が超絶シコラーの試合だったのでした。
なにせ、1ポイントとるのに、ラリーが40〜50回は続いているのではないかという試合で、いったいいつになったら終わるのか、見当もつかないような試合を繰り広げていたのです。



芝生にひっくり返って前の試合が終わるのを待っていると、顔なじみのスタッフのおじさんが来ます。
「よしさん、息子さんは?」
「来週の荒川南です」
「よしさんはどうなの?」
「初戦は勝てたけど、もうダメです」
「なんでよ」
「よしさんね、腰をやっちゃって、いままで寝込んでいたんですよ」
よこちゃんがおじさんに説明をしてくれる。
「だめだよ、それなのにあんなに長い試合なんかしちゃって。タイブレークまで行ってたでしょ」
「はい。しかも、ことごとく長い長いデュースにもつれこんで」
「見てたよ。相手も負けて悔しがってたよ」



よこちゃんが近くに知り合いを発見。
声をかけると、僕の次の対戦相手でした。
よこちゃんによると、それほどレベルの高い相手ではないとのこと。
「うちのスクールでいえば、ホープクラスですよ」
ホープクラスというのは中級クラスで、僕の所属しているクラスの2つ下です。
それなら、なんとかなるかもしれないけれど、どうも前の試合で精力を使いきっちゃってるような気がするんですけど。



ようやく前の試合が終わって、第2試合のスタート。
うーん、彼、ホープクラスってことはないぞ。
けっこううまいじゃん。
そしてこちらはというと、なんだか頭の中がからっぽ状態。
ポワーンとして、ぜんぜん気力が湧き上がってこない。
やっぱり、前の試合で疲れちゃったみたいだ。
ボーッとしたまま2ゲームを先取されてしまう。
でも、ぜんぜん負ける気はしなくって、ヘロヘロのプレイしかできなくても、気持ち的にはけっこう余裕があった。
実際、そこから3ゲームを連取して、3−2まで持っていけたのだから。
ところが、ここからきつい展開となってしまう。
なにせ、足がぜんぜんボールに追いついていかないのだ。
ネットにつめて、一歩踏み込んで打てばいいだけの簡単なスマッシュなのに、その一歩が出せないのだ。
攻めのショットも正確さを欠いてしまい、ことごとくミスってしまう。
そのことに気づいたのか、相手は積極的にネットに詰めてくる。
最初はそれがプレッシャーになってミスを連発してしまったのだけれど、決してネットプレイがうまいわけではないということに気づき、無理をせずにコースをつくだけを心がけるようにする。すると、彼も前に出てくるのはやめたのだった。
でも、とにかく攻めのショットが打てないのが厳しい。
サービスだけはなんとかエースを奪ったりもしているのだけれど、それ以外にスピードで相手を圧倒するようなプレイがまったく出せていない。
相手のヘロヘロのセカンドサービスを打ち込むだけで、簡単にポイントを奪えそうなものなのだけれど、それができない。
やっぱり、疲れているのだ。
いつもなら、その状態になってからも、気迫だけでポイントを奪いにいけるのだけれど、今日はその気迫がどこからも出てこない。
なんと、情けないことに抜け殻状態です。
なんとか4−3までもっていって、あと2ゲームで勝てるというところまでいったのだけれど、結局はひっくり返されて4−6で負けてしまったのでした。
うーん、普段だったら絶対に負けるような相手じゃないのになあ。



ま、今回は体調が万全とは言い難い状態だったので仕方がないのだけれど、やはり課題は体力と足腰ですね。
体力がないと2試合目以降がきつくなるし、下半身が安定していないと安定したショットで攻めることができません。
少し、走り込まないとダメかも。



ちなみに、試合が終わって帰る頃、けっこう腰が軽くなっていました。
それまであった鈍痛がきれいに消えていたのでした。
おおっ、テニスをやった方がよかったじゃんとか思っていたのだけれど、この日記を書くために机に向かっていたらまた腰が痛くなってきました。
デスクワークをしちゃいけないんだ!! 仕事をしている限りは、なかなか治らないってことですね。はあ(ため息)

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