回想録４

中学卒業後、地元の高専に入学しましたが、ヘタレの僕はやっぱり硬式野球部には入部しようとは思いませんでした。
ところがラッキーなことに親の知り合いの息子が１年上にいて、軟式野球同好会に入っているという情報を得たので、紹介してもらい入会しました。
しかし同好会だけあって、活動も不定期でしたし、練習は無しで、たまにやる試合の相手は陸上部といった感じでしたので、いつの間にか参加しなくなってしまいました。
そして再び家での猛練習を続けることになったのです。

ここからは就職後の話になります。
会社には公認の軟式野球部があり、一応入社直後は入部も考えてたのですが、ここでもやっぱりヘタレぶりを発揮しました。
野球部員が皆かなりの酒好きで、宴会ではかなり飲まされるという噂を聞いて、飲めない自分にはとても務まらないと思いあきらめてしまいました。
その後は全く野球をすることも無くなり、結婚して子どもも生まれて野球熱も冷めてかけてきた頃に、野球部とは別に有志で作っている社内リーグがあることを知りました。
当時は４チームしか参加してなかったので、リーグを拡大すべく新規加入するチームを募集しているところでした。
その話を聞いてまたメラメラと野球熱が再燃し始め、自分でチームを作るという行動に走らせたのです。２７歳の時でした。