新生フランス代表

ワールドカップに向け最後の調整となる3試合の初戦、

フランスはコスタ・リカと対戦しました。


<前半>

          ↑

 リベリ   アネルカ     ゴヴ

    マルダ   グルキュフ

        トゥララン

エヴラ アビダル ギャラス サニャ

       マンダンダ


<後半>

          ↑

 ジニャック  アンリ  ヴァルブエナ

    ディアビ   グルキュフ

        ディアラ

エヴラ アビダル スキラッチ サニャ

       マンダンダ


この試合で唐突に導入し、賛否両論を呼んだ4-3-3システムが見事に機能し

2-1という地味なスコアにも関らずフランス全土が熱狂するスペクタクルなフットボールを展開。

長年に渡るドメネクのしょうも無い采配で半ば諦めかけていた今回のワールドカップに向け

一気に明るい兆しが見えてきました。


前半はリベリ+マルダ(やっとスタメン!)が左サイドを完全に制圧し、

スピードを活かした突破から幾度と無くゴールを脅かす実力どおりの活躍ぶり。


これまでダブルボランチの採用で良さが消えていたトゥラランも

この日は本職の1ボランチで本領発揮。

守備にビルドアップに、そして絶妙なタイミングの飛び出しから

この日の先制点となるリベリのシュートをお膳立てしました。


国内リーグ戦+カップ戦×2+チャンピオンズリーグの連戦の疲れからか

パフォーマンスの落ちていたグルキュフもコンディションをかなり戻してきており

リベリのサイドに偏った相手ディフェンスの隙を見ては右から強烈なロングシュートで

攻撃にアクセントを付けたり、アネルカを追い越して裏に走る動きでリベリとの

コンビネーションも見せるなど、今後に期待を持たせる働き。


一失点はアビダルのマーキングミスによる不用意な失点。

これはそもそもアビダルをCBで使う事が問題なので、

直前まで招集が危ぶまれていたギャラスの怪我も問題無く

大事をとって後半に交代したスキラッチも持ち前の安定したプレーを見せており

本番ではこの二枚で中央を守らせれば問題なし。

というわけでとりあえず一安心というところか。


代表初招集となったマルセイユのヴァルブエナは後半から登場し

ドリブルで中央突破したディアビからのパスを受け、

豪快なミドルで試合を決定付ける2点目を決め

4年前のリベリの登場を思わせる申し分ない代表デビュー。

ゴヴの突破力が以前ほどではなくなっていることと

右サイドを同じくリヨンのレヴェイエールではなくサニャを重用していることから

本番はこちらがスタメンか。


ワールドカップ出場すら危ぶまれるほどの大不調に陥っていていたフランス代表を

予選の終盤で救いながらもその後は怪我で戦列を離れていた

トゥールーズのジニャックも後半から登場し、パワフルなシュートで健在ぶりをアピール。


今週末はチュニジア代表と、そして本番直前に中国代表との強化試合を控えており

コスタ・リカ戦で出番の無かったシセの一発でも見られれば準備としては完璧と言えそうです。


その他のニュース:

・ワールドカップ終了後の監督がローラン・ブランに決定。

・ユーロ2016の開催地に決定。

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