新規加入の2人

やはりこの時期の試合で気になるのは新加入の選手。
プレミアのフットボールに、或いは所属した新しいチームにフィット出来ているかが
非常に気になるわけで、そういう観点から野次馬的にこの試合を観るなら
ユーロでブレイクしたルカ・モドリッチと、リヴァプールでブレイクダウンして
以来どうにもパッとしないジブリル・シセに注目するのが定石ってもんです。
あ、あとはバルサから来たジオバーニか。3人ですね。

まず前置きとしてそれぞれのチームのスタイルを大別すると
スパーズ→比較的持ちたがる&溜めて出したがる(技術があるかは置いておいて)
サンダランド→比較的簡単にはたきたがる(細かいパスで繋ぐのを目指しているのか?)
という感じ。乱暴な分け方ですが、話を単純化するため細かいことは置いておきましょう。
ちなみにスパーズのユニフォーム、シンプルで可愛くてなかなか好みです。
サンダランドのユニフォーム、着たいとは思いません。
余談です。

モドリッチはが右サイドの深い位置から股抜きでジオバーニへなどなど
確かな技術を随所に見せたものの、どうにもキック力に問題が。
あとは若干持ちすぎのきらいが。技術のある選手は陥りがちですがねー。
監督がトルシエなら「お前はプラティニか!?」とか怒鳴られそう。
屈強なメンタルで頑張って欲しいものです。

ジオはフリーランニングに多大なセンスを感じます。
全体的にパスの出したがり手が多いチームなので彼の前線での動きは
多くのチャンスを生みそうな気がします。良い移籍をしたんじゃないかな。

しかしこの試合はなんと言っても後半途中から登場したシセ。
ファーストタッチが決勝点。左サイドからのピンポイントのクロスを
センターバック2人にマークされながら、しかし何故か全くフリーになって
叩きつけるお手本のような綺麗なヘディングシュート。
パワフルさが目立つ選手ですが技術も確かなものを持っているんだぞ
というのを見せ付けられました。やはりこの人は非凡ですね。

ちなみに時間の都合で観戦したのは後半開始からです。悪しからず。