一つだけ夢が叶うなら。
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会長担当大臣
2007年04月11日 17:03 visibility87
大学3年生で草野球を始めた私は素人にも関わらずホームランを量産し地元の話題になる。そこへ一本の電話。『うちのチームへこないか?』メジャーリーグのインディアンスからの誘いだった。私は2ヶ月悩んだ末に、マイナー選手としてインディアンスと契約する。3年目にAAAで右打者として打率3割を残し、翌年のメジャーキャンプに参加。そこで実力を認められ、見事開幕メジャーを果たす。しかも開幕スタメンを勝ち取り、6月まで打率,305、ホームラン10本と好調を続け、弱小インディアンスもアメリカンリーグ中地区首位。そのまま中地区優勝を果たす。そしてアメリカンリーグプレーオフ。初戦は松坂大輔・岡島秀樹がいるレッドソックスとの対戦。私は松坂から3安打し、チームも快勝。3連勝でリーグチャンピオン決定戦へと駒を進める。相手は松井秀喜のいるヤンキース。毎試合息を呑む展開で3勝3敗出迎えた第7戦。インディアンスは9回表までに3−0とリードされる。打線もチャンスは作るのだが、良い辺りが野手の正面だったりして、あとヒット一本が出ない。そして迎えた9回裏。何とかランナーを溜めて2アウト満塁。次打者は私。観客のスタンディングオベーションとテーマ曲である長渕剛『とんぼ』の音色に後押しされながら打席へ向かう。相手はヤンキースのクローザー、マリアノ・リベラ。初球は外角低めのストレートでボール。2球目はリベラ得意のカットボールを空振りしストライク。3球目は膝元へのストレートでストライク。追い込まれた。4球目は内角低めのツーシームでボール。5球目は外角高めのストレートをファール。6球目は三振を狙った外角低めのカットボールがわずかにボール。フルカウントに。私は一度打席を外して深呼吸をする。打てるはずだ。強い気持ちで再び打席に入る。7球目は再び外角低めのカットボール。私は左足を目一杯踏み込み、外へ逃げるボールをセンター方向へ力強く振り抜く。フワッと上がっていくボールを見ながら走る私。追う中堅手。審判が右手をグルグル回す。逆転満塁サヨナラ胴上げホームラン。私は次の日の各社朝刊の表紙を飾ることになった。
というストーリーを体験してみたい。僕がこんな夢を持ってる時点でNPBはもっと人材流出を防がないと。アマに対して「日本のプロを経験せずにメジャーへ行くことを防いで欲しい」と要請したところで何にもならんよ。それこそ職業選択の自由を侵すことになるでしょう。
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