オリックスの恩返し

昨日、負けはしたが9勝3敗と好調な滑り出しの阪神。


その中で二番に定着し、渋い働きをしている平野の活躍は見逃せないだろう。


ご存知のように昨年暮れ、


阪神・濱中、吉野ーオリックス・平野、阿部


のトレードを阪神ーオリックス間で成立された。

濱中の放出は残念ではあったが、相手が平野、と聞いて、

え?オリックスさんいいの?とは思った。


確かにケガに泣かされてはきたが、まだまだ若く万能プレーヤーの平野だから、

元気ならば、今くらいの活躍は充分期待出来た。


そしてまた、若い阿部投手まで一緒に頂いて。。。




そこでふと、私の脳裏には、あの阪神ファン怨念の(笑)

最悪トレードを思い出した。92年暮れの事である。


阪神・野田ーオリックス・松永


古い阪神ファンならば説明不要であろうが、

準エース、若い野田投手を放出して、オリックスのスイッチの主砲松永を獲得した。


松永は93年、結局2度の大きなケガに泣き、あまり活躍も出来ないまま、

FA権を取得、あっさりと1年でダイエーに移籍した。


「甲子園は幼稚園の砂場」という迷言を残して。

(これは本人はそんな事は言っていない、と弁明しているそうだが)


方や野田は、その年にオリックスで17勝を挙げ最多勝。

数年間オリックスのエースとして君臨し、オリックスのV2にも大きく貢献した。



この阪神にとっては最悪のトレードがあって、オリックス側が悪いと思ったのか、

もしくは阪神がなんとか元を取ろう、としたのか(笑)

FAでオリックスから石嶺、山沖、星野伸と立て続けに獲得するも、

あまり大きな活躍は出来ず、山沖に至っては阪神では0勝で引退している。



2003年になって、


阪神・谷中、斉藤ーオリックス・葛城、牧野


というトレードが成立、葛城が現在も渋い活躍をしており、

これでもうチャラでいいんでなかろうか、と思っていたが、

流石、元阪神のオリックス中村現球団本部長である。


平野の放出で、野田のトレードをここで埋めた、のであろう。

、、、思えば、野田を放出した時も、阪神・中村監督であった。

自ら、責任を取ったのであろうか。。。



いやいや!濱中もまだまだこれから、の選手である。

どうか、オリックスで大輪の花を咲かせて欲しい。


そして平野も、もうケガなどしないように、

更にまだ甲子園のプレッシャーに負けているような所があるので、

甲子園でも大活躍してもらいたい。


そして阿部も、吉野も。。。



今回のトレードが、お互いにとって良いトレードだった、

と数年後も言えますように、心から祈りたい。

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