西鉄→太平洋クラブ→クラウンライター→西武

昨日から西武ライオンズがオールドユニフォームの使用を行いました。

ユニフォームの部分のナイキマークが余分なような気もしましたがこれはスポンサーの都合上仕方がなかったのでしょう。
前回のソフトバンクの南海ホークスユニフォーム着用に続いてこういった歴史を感じるファンサービスは大歓迎です!

普段は日本のプロ野球に対して厳しい意見を雑誌などで書き続けている豊田泰光さんもこの企画に対しては嬉しそうでした。

こういったオールドユニフォームを使用したことは素晴らしいことですが
今回の件で大きく野球界が変わったなと思ったのは

特定の会社が親会社として球団を持つ前の歴史を受け入れたということが一番の違いだと思います。

西武ライオンズは福岡からクラウンライターからチームを買収してから
所沢に本拠地を移転して西武ライオンズとしたわけですが彼らの歴史観のなかに
前の西鉄やクラウンライターの歴史は排除していた雰囲気を感じました。

今はもうないですがかつて西武ドームの近くにある球団事務所には「西武ライオンズの歩みコーナー」
というのがありましたが西武ライオンズの創設時からの歴史しか紹介されていませんでした。

見方によってはそれは当然なのかもしれませんが、
やはり西武ライオンズの歩みというのは西鉄クリッパーズ、西鉄ライオンズ、太平洋クラブライオンズ、クラウンライターライオンズ、そして西武ライオンズがあるという表現が正しいと思います。

そういった歴史を感じられる場所つくりを日本の野球界はすこし疎かにしていたような気がします。

現在の西武は前述した「西武ライオンズの歩みコーナー」を閉鎖しており、
今後博物館のようなものの新設を検討してるようですが
是非ともそこでは西鉄からの歴史を感じられるようなものを建設して欲しいと思います。

場合によっては有料博物館にして収入をスタジアムの資金にしても良いでしょう。
現在はスタジアム内を改修し、
やがてホームのベンチを3塁側に移すなど大がかりな変更を施行中の西武ですが今後の努力に期待したいと思います。

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