
5858:王選手はdown swingではない!
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suさん
2010年07月20日 19:56 visibility40

昼休み近くの本屋さんに行き、荒川コーチの王選手の本と、桑田真澄氏の新書を読んできました。
意外だったのは、荒川コーチの本の巻頭見開きにある王選手のバッティングフォーム。
topからballをヒットするまで、決して最短距離(直線)ではなく、投手寄りに傾いて立っていたヘッドが水平に寝て、そこからヘッドが下がってヒットしています。グリップの位置も、下がって捕手方向(後方)へ動いて、そこから投手よりに前方へ移動しています。ちょうど、ひらがなの”つ”の奇跡を描いています。
人の目や感覚は当てにならない。
私が学生の頃、フライを打ち上げると、「イージーフライは簡単に取られる。ゴロならエラーもあるし、野手の間を抜ければヒット。ホームランを打てないのなら、down swingが一番」と指導されました。その根拠となるのは、V9時代に導入され、ホームラン世界一で実証された王選手の打法が背景にあると思います。でも、実際には、level+upper swingが入っている。
天井から釣り下がった紙を刀で切るのは、横払いの打ち方はない筈です。思い込みとは、凄いものです。
今は、down swingを推奨する人はいなくなりましたが、ボールまで最短距離も正しいとは言えないと思います。加速度を得るために、滑走路が必要な筈です。

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- 事務局に通報しました。

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