
エンブレムの意味
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アズーリ
2007年07月15日 01:23 visibility5056
中世の頃からヨーロッパでは旗(バンディエラ)
やエンブレムへの敬意の仕方は
今も続いているようで(日本では無くなってきている風習ですかね・・・)
よくサッカー(Calcio)でもゴールシーンで
チームエンブレムを見せつけたり、
キッスをするシーンを多く見かけますよね。
現代の戦士ともいえるアスリートには
、そのプライドからか多く見受けられます。
ここでは「ジュカトーレ!」と言った方がいいのかな?
私の経験でサインを貰っていたとき、
書いてもらう所が無くなってきて選手に「エンブレムの所に書いて!」
とお願いしたら「ここには書けないよ。」と言われたことがあります。
(言った自分自身が恥ずかしかった・・・)
コッパ・イタリア優勝のASローマのエンブレムには
狼のオッパイを飲んでいる2人の子供が描かれていますが
、これは狼に育てられた双子の兄弟の弟がローマを造ったという伝説が由来してます。
リーグ制覇したインテルのエンブレムは
青い輪の中にチームのイニシャルが入ったものですが、
この青い輪は蛇が「とぐろ」を巻いているのだそうで、
インテルのマスコットはドラゴンですが、これが蛇に変わったのだそうで、
いかにも攻撃的なインテルらしいエンブレムですよね。
CL優勝したACミランのエンブレムは
右がチームカラーのロッソ・ネロ(赤・黒)左が十字架、
この十字架は昔、十字軍時代にエルサレムを攻略したときに
勝利の旗を振ったのがミラノ出身の兵士だったという伝説が由来しとるそうです。
今シーズンA復帰でダービーが楽しみなユベントス
とFCトリノのエンブレムに描かれた猛牛(水牛なんですけどね)
工業が発達したトリノ市では強さの象徴が牛(トーロ)なんです。
町の至る所に牛(トーロ)をモチーフにした物があるので
トリノに訪れた際は探してみてくださいね。
ちなみにイタリア車で有名なランボルギーニのエンブレムも猛牛!
(でも創設者はトリノ出身の方ではありません〜)
フィオレンティーナのエンブレムに描かれた、
剣のような形をした物はフィオレンティーナ市の市花「ゆりの花」
その町を背負って戦っているんです!
キエーボはセリエC時代、
同じ町のクラブ、ベローナ(この時A、現在B)
サポーターに「お前がAに上がる頃はロバが空飛んでるわ!」と馬鹿にされたから!
人の悪口は言うものではありません・・・
余談ですが、これもイタリア車で有名なアルファロメオ。
このメーカーのエンブレムは左が十字架、右が蛇。
創設者のアルファロメオはミラノ出身だそうで自社を創設するときに、
ACミランの美しさとインテルの力強さを兼ね備えた車を造りたいという思いから
、このエンブレムにしたそうです。
ですからアルファロメオのエンブレムは「ミラノダービー」なんです。
もひとつオマケ。フェラーリの有名なエンブレム「跳ね馬」は
第1次世界大戦時のイタリアで撃墜王を呼ばれたパイロットが
愛機に着けていた物をエンブレムにしています。
こうやって見るとヤッパリ、イタリアって攻撃的というかバイオレンスですよね・・・・
ちょっと今日のブログは熱くなってしまいました・・・ふぅ〜
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- 事務局に通報しました。
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