志を継ぐ


突然の辞任で大ショックの川崎。立ち直れない位衝撃が大きかった関塚監督の病気辞任。川崎サポは一様に脱力感に襲われていたと思う。

試合前オーロラビジョンで思い出映像やコメントが流れた時はみんな泣いていた。関塚さんを信頼し・敬愛していた。非常に悲しい時間だった。それから長い社長のコメントもあった。これからは高畠監督でまとまらないといけないのだと実感させられる。その間静観してくれた柏サポにも感謝する。どうでもいい他チームの感傷は退屈だろうし、付き合う必要もない。自分達の応援に入ってもおかしくなかったと思う。でも、我慢してくれたので非常に嬉しかった。

試合はいつも通り流れはそんなに悪くはないが、シュートも決定的にはいたらず欲求不満状態。そんな中アレックスに決められる。古巣なんだから手加減しろよと思う。そして前半終了間際に素晴らしいミドルを決められて2−0で終了。あー、負け試合だなとため息。ハーフタイムで座ろうと思ったが、コールリーダーは必死に応援を続ける。ロッカールームに声を届かせようしていたのか。自分は足が攣りそうになって飛び跳ねがきつくなった。結局サポーターは休憩なしで応援しっぱなし。思いは伝わったのだろうか。

後半に入ると徐々に川崎がペースを握り始める。1点取れば流れが変わる。我々も必死に声援を送る。大橋・黒津投入後くらいから一気に川崎が試合を支配するようになった。多分柏選手の気持ちの中に2点を守りきろうと受身になったところがあったのだろう。殆んど全員が柏陣地寄りに入り、川崎の猛攻が始まる。久しく見なかった光景だった。得点は時間の問題だと思った。ジュニの突破を足をかけて阻止してPK。苦手なPKをジュニがかろうじて決めてやっと得点。2−1になった。浮き足立つ柏イレブンをさらに攻め立ててユースケの力強いシュートで同点。いつもなら枠の外に外すことが多いユースケだが、しっかりと入った。

そして引き分けがちらついたときの谷口のすばやい反応からのゴールで勝ち越し。最高の瞬間であった。

ロスタイムが終了して歓喜の勝利。本当に嬉しい勝利だった。選手全員の気持ちが関塚さん・高畠さんにプレゼントした勝利だったのだろう。志半ばで退任した関塚さんの無念と継承した高畠さんの気持ちが1つになったと思う。選手みんながこの気持ちを忘れないで欲しい。強い気持ちがあれば、選手個人の能力はあるので、下位に低迷はしないだろう。いつもチャレンジャーの気持ちで思い切って走り回って欲しいものである。

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