ＦＣ岐阜の大垣市浅中公園での公式戦を終えて思ったこと

鳥取戦の勝利という「浅中不敗神話」をまた一つ伸ばした「聖地浅中決戦」から一週間が経ち、いろいろな興奮が落ち着いてきたところで、私なりの感想を

「ＦＣ岐阜の公式戦は大垣市浅中公園総合グラウンド陸上競技場ではやらないで欲しい」

試合の内容については別として、純粋に競技場の問題として、です
ＦＣ岐阜の成り立ちとも深い関わりのあることは理解しているつもりですが、騒がれた以上に今回の開催には失敗やマイナスが大きかった
私が開催に反対する理由としては
「施設が、競技場としての善し悪しはともかく、各所が大きな大会を開催するようにできていない」
ということです

これだけでは少しおおざっぱすぎるので、少し掘り下げて表現してみます

《最大の理由》　観戦エリアがお粗末

この写真がなにか判りますか？
私が観戦していたバックスタンド中央からピッチを見た時の写真です
バックスタンド側はゴール裏と違い、立っての応援が禁止されていました
（警備員が立たないように言っていた）
そうとは知らずに一番前に陣取ってしまったのですが、身長１７５cmの私が座った状態での景色がこの写真、目の高さに手すりがあり、ピッチはその向こうに見える…様な気がします
手すりの下にはスポンサーの横断幕が張られていてまるで目隠しです
私より背の低いうちの奥さまや近くにいた子供たちでは、座っていては私以上に何も見えません
結局、私達は試合中はずっと立て膝になって、周りの子供たちは手すりが横断幕で隠れているのを良いことに、そこから足をグランド側に投げ出して座って観ていました

ちなみに、そうして手すりの上に首を出して見えるピッチはこんな感じ

下の方の白いものは、ピッチサイドに立てられたスポンサー看板
その影になってタッチラインすら見えません

しかも、長時間ヘンな格好で応援していたために、膝や足首は痛くなるし、靴には変な折りジワが付いてしまいました

更に、これは事前打ち合わせもできてなかったのか見て見ぬ振り状態だったのか、バックスタンドの上部にある通路部分迄も敷物敷いて陣取る人達であふれてしまい、通路が確保されていなかった
非常に危険で、何かあった場合の避難路の確保もできていない、ということです

このような観戦エリアで文句が出なかったのは奇跡としか言いようがありません
（出てたのかもしれないが）
というか、このようなエリアで観戦してしまった人達は、二度と見に来ないかも知れませんね

《その他の理由》
１．メインスタンド、バックスタンドともまだ観客が入れる状態だったのにもかかわらず、多くの来場者を「チケット売り切れ」で断っていた

２．複数の入り口を設営したのはよいが、その場所の紹介・説明が少なく、先行入場列、一般列の区別も無く列んでしまった人もいた

３．時計、得点表示、選手表示等の設備がない

４．放送設備が不十分で観客の誘導等ができない

「これらの事情はメドウでもそうだったから良いじゃないか」
そういった意見もあったようですが、そもそもメドウだってたくさんの観客を受け入れられる施設ではなく、Jリーグチームとしてはお粗末な開催であったことを思い出して欲しい

今回は失礼ながらＦＣ岐阜と最下位争いをしているガイナーレ鳥取が対戦相手で、鳥取自体も観客の多いチームではないから鳥取から遠征してくるサポーターの方も少なかったからこそ朝中開催を組んだのかもしれないが、逆にＦＣ岐阜自体の観客もそんなに多くないと思われたからこそ開催できたことが情けない！
はっきり言って「浅中競技場で公式戦が開催できてしまったこと」はＪチームとしてはハズカシイコトと捉えるべき
ＦＣ岐阜が常に５千人以上の集客力を誇るチームであれば、今回の開催はなかったであろうことも考えて、「また浅中でリーグ戦をやって欲しい」という意見には賛成できないでいる

ただ、間違えないでいただきたいのは、「ＦＣ岐阜は浅中競技場で試合をするな」と言っているのではないこと
「特にＪリーグ公式戦など、観客のたくさん集まる試合は行うべきではない」と言っているのです


もちろん練習試合や別カテゴリーの試合で「入場料無料（メインスタンドのみ有料でも可）」であれば開催に反対はしない
しかし、有料で観客を集める試合はもうこれで最後にして欲しい、と私は考えました
個人的な意見ですから、反対意見もあるかもしれませんが、ＪチームとしてＦＣ岐阜が大きくなっていくためには大切なことだと思うんです


そうそう、スタンドの大改修で観客席１万席以上の確保＆電光掲示板、時計の設置、放送設備の充実がされた上での開催であれば何も問題ありません！
家からはちょっと遠いから、浅中がメインスタジアムになっちゃうと少し辛いですが(^^;)


以上！私の個人的な意見でした