闘いとは。を思い出すの巻。

ブラジル×チリの試合を観てまず驚いたのは国歌斉唱のときの選手の本気で歌いまくり感。

高まる物を抑えられないんだろうなぁ。
国を背負うってテンションがハンパないんだろうなぁ。
この一戦に懸ける思いをめちくちゃ感じた。

昔ブラジルへ留学したとき、向こうのユース年代の大きな大会の一つでタッサ・サンパウロという大会にサンパウロFCの一員として参加したときがある。
(ちなみに15分だけ試合に出た)

ブラジルって、試合前選手スタッフ全員で円陣組んで神様にみんなで何かを言うんだよね。
何を言ってるかまではわからなかったけど。

んで、それを言い終わると(むしろそれを言いながらも)ぶぉぉぉ!って感じでテンション上がる。
壁叩いて吠えてるのもいれば、サンパウロFCのユニフォームのマークのところを抱きしめて泣いてるヤツもいて。
そんな泣いてるヤツを見た仲間が泣きながらそいつとハグして。
そのハグがハグを呼んでまたでっかい円陣になってまた声かけあってグランドへ出て行く。

とにかく凄かったんだ。

んで、試合になるとそのテンションのままバシバシ行く。
闘う。とにかく闘う。走る。とにかく走る。

そうか。
試合に行くってのは、よそ行きの綺麗な洋服をお洒落に着飾ってかっこ良く振る舞うことじゃないんだよな。
ボロボロの洋服を泥々にして闘うことなんだ。

高校サッカー上がりでチャラチャラしていた自分が、あのとき見た光景にハッと気づかされ、考えを改めないといけないと思ったことをふと思い出した。



フットボールの原点。というよりも闘いの原点。

そういうのは絶対に忘れてはいけないし、粗末にしてはいけない。

それが根底に絶対的にあった上で

俺が一番興味がある、戦術論だったりシステム論だったり、駆け引き論だったりがある。


そういうのW杯見てると、本当に考えさせられる。

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