久藤清一引退

アビスパ福岡所属の大ベテラン36歳久藤清一が
アビスパがJ1昇格を決める前夜に引退を決めていた


 


www.kudo-kiyokazu.net/diary/diary.cgi?no=308


「僕には本当にサッカーしかないんで、辞めないで済むのなら死ぬまで現役でいたいです。」 


 


マジで胸に響く


 


サッカーやフットサルを一緒に出来る仲間が居る


対戦相手が居る


グラウンドがある


 


健康な体がある


 


なんと幸せなことなんだろう


 


俺も爺さんになってもサッカーがしたい


 



決して引退するから大袈裟にピックアップするわけじゃない

俺は本当に世界で一番好きなサッカープレーヤーなんだ

勿論メッシやジダンや本田圭佑も好きだし

アビスパでも田中佑昌とか生え抜きだし大好きだけど


比べることは無駄なくらい断トツで尊敬している

googleで久藤と検索すれば一番上に出てくる

でも知っている人はサッカー好きな人でもどれくらいいるんだろう?


だけどジュビロ磐田・セレッソ大阪そしてアビスパ福岡
サポーターで久藤の事を知らない人は居ないだろう


久藤 清一(くどう きよかず、1974年6月21日 - )は、
兵庫県尼崎市出身でアビスパ福岡所属のサッカー選手。

ポジションはミッドフィールダー。
元々は右サイドのウイングであったが、中盤ならサイド・センター、攻撃的・守備的に関わらずプレーする事ができる。
また左サイドバックでのプレー経験も持つ



173cm76kgとサッカー選手としては
恵まれた体格とはいえず小柄な方だった


けれども世間的には注目されることなかった


サッカー人生を書き残そうと思う




福岡県出身で
長洲小→日佐中・横手中から福岡サッカーの強豪高・筑陽学園校

1993年卒業と同時に当時JFL(Jリーグ昇格する予想はされていた)のヤマハ(現ジュビロ磐田)にプロ契約

当時のジュビロは世界のスーパースターをはじめ
素晴らしいプレーヤーが多く在籍し高卒の選手が出番なんて普通はありえない状態だったけれども頭角を現し活躍をはじめ



1998年アビスパは低迷続けていてレンタルで久藤をジュビロからレンタル移籍により借りたが、前年と当年の年間成績が最下位で
J1参入決定戦(今であらわすなら降格争いの入れ替え戦)
を勝ち抜かなければならない状況になっていた

博多の森で川崎フロンターレと対戦

リードを奪われるものの久藤が同点ゴール

そして延長戦の末Vゴールによって福岡が勝利を収、次戦には福岡が進出し、J1残留を果たし、一方の川崎は1999年度のJ2(初年度)への参入が決定した。


久藤はJ1残留を果たすとジュビロにレンタル復帰した



後に語った内容が泣ける



「それと福岡に来て戦った98年のJ1参入決定戦ですね。福岡から参入決定戦のために来てくれないかという話をもらった時は、すぐに荷物をいくつかの段ボールに詰め込んで車でやってきました。返事をした次の日には福岡にいました。
9月からの短期期限付き移籍だったんですけれど、



もしJ2に降格してしまったら、自分にも責任があるし、そのまま福岡に残ってプレーしようという思いで来ました。」
www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00070180.html

マジで泣ける(´;ω;`)ブワッ

アトランタオリンピック代表候補
(中田とか前園とか ブラジルに勝った【マイヤミの奇跡】時の代表)

にも入り



98年アジアクラブ選手権今でいうアジアチャンピオンズリーグ優勝したチームの選手がカテゴリーの下のチームで責任をとってやってくれるという気持ち

毎年のようにJ2降格するチームから逃げるように移籍する選手も多く居る中で
(短いプロ生活なので非難する気にはならないけど)



その後セレッソ大阪に移籍すると2005年には

セレッソ大阪でもスタメンで優勝争いに貢献




だがオフにチームからまさかの年俸を提示されたところで

他のJチームからオファーが届いた中で


最も提示額の低かったJ2からJ1に昇格したばかりのアビスパに移籍してくれる決断をした





だけれども一番久藤選手を必要として熱意を感じたのがアビスパで


周囲からは移籍に反対されたが

地元・福岡の為に戻ってきてくれた

チームからは期待の背番号10番を背負うことに


他チームサポからは久藤が10番(笑)と馬鹿にされた。






2006年アビスパは怪我人が続出し

フロントも迷走、久藤選手もシーズン前の怪我も響き


入れ替え戦に敗れ一年でJ2降格してしまった


久藤選手にはオファーがあったものの

J1に再昇格を果たす為にアビスパに残った





だがアビスパは暗黒時代に突入

J2でも勝てず

同世代の選手は

薮田・吉村・布部・中払・久永と引退や解雇されていき

ベテラン以外の選手も毎年のように大量に選手が解雇され

去年のシーズンオフには
久藤も引退を考え周囲に漏らしていたそうだが

若手選手からは

「キヨさんが引退するなら移籍する」

とまでいわれる位に老いても中心選手であり
精神的主柱でもあった



リーグ戦での出場は明日の試合で節目の400試合


選手生命の短いサッカーでは

他のベテラン選手でも清水の伊藤輝とか400試合以上達成している選手は極一握り


しかも36歳まで

若手にポジションを奪われることなく
(本人は若手成長させる為に引退しようかと去年引退を考えたらしい)


一度も戦力外通告を受けずにプロ生活を終えるというのは


前人未到といってもいい






あのカズだって中山だって解雇は経験しているし


中田英寿だって解雇こそされなかったけれどもほとんど
0円提示によって最後はボルトンという形になった



サイドのプレーヤーはスピードが衰えたり
運動量が落ちたら厳しいなんだけれども




若い頃のスピードはなくなっても


やわらかく正確なパス

巧みなキープ

試合の流れを読みチェンジする事の出来るゲームメイク能力

危険察知に長けたディフェンス力




欠点といえば本人が認めている通り

イライラや熱くなり易く異議などによるカードが多かったくらいかw



草サッカーだけどサイドのプレーヤーとして

まだまだ自分もやれると本当に勇気付けられるというか

見ているだけで勉強になる




ゴールやアシストは突出して多い方ではなかったけど



アシストの前の決定機を演出するパスは本当に多かった






久藤の作ったチャンスは数知れず



久藤の救ったピンチも数知れない


久藤がアビスパに残したものプライスレス









ピッチで見るのは明日の試合で見納めになるかもしれない

(天皇杯にも出て欲しいと切実に思っているけど・・・)



ノブリュウじゃないけど
今週はアビスパ昇格と嬉しかったけど
こんなに寂しい思いをするとは思わなかった





だけど最後のホームの試合に見に行ける幸せもある



今まで5年間もアビスパの為に闘ってくれてありがとう



本当にお疲れ様でした。


ゆっくりと休んで


 


将来は優秀な指導者になることは間違いないと思うので


 


アビスパで手腕を発揮して欲しいなw

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