超高校級
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凹凸庵
2006年07月28日 23:58 visibility59
高校野球の魅力は、平凡な選手が集まって、皆で力を合わせて突き進む。なんて構図がメインだったのにね。だからこそ、超高校級という存在が注目され、甲子園で話題になり、一際大きな拍手を浴びる。こういう選手は大抵チームで浮いた存在になっていた。かつての江川卓がそうだったように。
が、超高校級と騒がれても、それが高校野球の範疇のみ、な場合が多い。超高校級が超大学級たりえないケースがほとんどである。ましてやプロなど及びもつかないケースもある。
ヘタだからこそ高校野球は面白いのかもしれない。
そして、たまに現れる「超高校級」に心を躍らせる。
中には「高校野球のみのエース」がいる。こういう選手やチームが活躍するものだ。スピードは無くても、相手打線を抑えてしまう。高校野球の場合、審判の判定基準が少し曖昧になっている。ストライクゾーンが少し広いのだ。これは試合の進行を早くするための措置だと思う。こうなると、とんでもないスピードの投手は反って不利になる。捕手がスピードに圧されてミットが動いてしまう。ストライクゾーンを外れたように見えてしまう。この点スピードが遅いために、際どいコースがストライクに見えてしまう「普通のエース」を擁するチームが活躍できる場合があるのだ。
地元云々ではなく、こういうチームを見ると、関係なく応援してしまう。強い、と前評判の高いチームが、必ずしも優勝できるとは限らない。これ、高校野球の魅力なり、でしょう。
そろそろ各地区の代表が決まり、本大会が楽しみになってきました。我が母校は負けちゃった。一体どんなチームが現れるか?優勝候補が勝つとは限らない。プロに比べりゃヘタなもんですが、ヘタであるから試合が面白いし、ドラマが生まれる。
楽しみです。
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