
TBC代表日記 ~Follow your dream~ vol.1
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パイ助
2010年12月21日 02:21 visibility283
お初です!!TBCの代表、常夏パイ助です!!
我らがTBCの腹監督がランキングのトップ3に入り、ヘッドコーチの伊達ワカさんが日記を書き始めた今、代表であり、幕僚長であるパイ助が書かないわけにはいかないぜっ!てなことでざっくばらんに書き綴ります!!
というわけで、まずは僕がサッカーを始めた小学生の頃からのスーパースターであり、Jリーグブームを牽引したキング、三浦知良こと「KAZU」について紹介したいと思う。
~ブラジル時代~
1967年、静岡県静岡市に生まれる。1973年、静岡市立城内小学校に入学。城内FCで本格的にサッカーを始める。さらに静岡市立城内中学校に入学。この頃から横浜銀蝿のものまねをするなど目立ちたがり屋であった。
1982年、静岡学園高等学校に入学するも、8ヶ月で中退。15歳で単身ブラジルのプロチーム「ジュベントス」に留学。当時のカズは県内でもほとんど評価されず、カズのスピードと体力ではブラジルどころか県内でも通用しない、という批判の声がほとんどであった。
それでもカズは自分を信じブラジルへと発った。
カズは、他の選手のように一時留学の形でチームに預ってもらうという形をとらなかったため、ブラジルで注目を集め、プロの仲間入りをするには、人並以上の練習で実力をつけ自力で門戸を開けるしかなかった。カズは、ひなびたスタジアムで罵声を浴びる毎日を送りながら、死に物狂いの練習を毎日続け、言葉の壁、習慣の違い、いじめや孤独と戦いながらプロを目指した。
食事やスパイク、ユニフォ-ムを盗られたりもした。下手なプレ-をすれば、日本人は使うなという世間の攻撃も受けた。
1985年の夏、カズは厳しい日々に夢を捨て日本に帰ることを考えた。そして、日本行きの航空券を買い、リオの公園に気晴らしに出た。そこでは、20人ほどの子供達が楽しそうにサッカーをやっていた。
その中には、片足で懸命に汚れたボールを追っている少年がいたのである。「片足の子だけじゃなく、 裸足の子もいました。じっと子供たちを見ているうちにボクは反省しましたよ。ボクには両足もあれば、スパイクも新しいボールもある。いったい、何をぜいたくなことをいってたんだろうと思いましたね。」(カズ)
飛行機の予約をキャンセルしたカズは、この時から帰国を口にしなくなった。翌1986年2月、18歳の誕生日の2日前、カズは正式に名門サントスFCと契約した。
日本では華やかに報道され、現地ブラジルでも新聞にとり上げられ話題には事欠かなかったが、サントスFCでも厳しい苦渋を味わった。ウイングのポジションには元代表の名選手がいて、そのシーズンは2試合しか出場できなかった。
そして1年後、サントスFCの外人枠から外れ、弱小チームに貸し出されることになる。そこでの生活は悲惨なものであった。「まるでドサ回りみたいなものですよ。バスで延々23時間かけて地方に遠征し、 試合をして、終わったらまた23時間かけて帰る。
夜はバスの通路にクッションを敷いて寝る。食事は高速道路のインターで同じような肉料理を1日3、4回。それに、ブラジルは広い国だから、暑かったり寒かったり、1日で気温が10度以上も違うんですからね。」「でも、ここで負けたら永遠にオレはダメになると、いつも心のなかでは思っていたんだ。」(カズ)
そののち、「CRB」という田舎チームを経て、1988年サンパウロ州の1部リーグチームではあるが、ローカルチームの「キンゼ・デ・ジャウー」にスカウトされる。このスカウトが歴史的なゴールへとつながることになる…。
カズはこの試合で、鉄壁の守備を誇る元ブラジル代表のエジソンのマークを外し、ヘディングでゴールを決め、1-0で勝利した。点を取ったのはヘディングだったが、得意のドリブルで何度もコリンチャンスのディフェンダー陣を混乱させた。カズのフェイントはブラジルの超一流チーム相手に十分通用するようになっていたのだ。ゲームが終わった後のジャウーの町は1週間以上も、お祭騒ぎがつづいた。地元ではカズを「神」として崇めた。
その後、パルメイラスの助っ人メンバーとしてキリンカップに出場したり、コリチーバをパラナ州のチャンピオンにさせたりし、カズは実力をフルに発揮しはじめ、90年に再びサントスFCと正式契約した。
カズ、このとき22歳。今度は超一流の折り紙をつけられ、堂々と胸を張っての契約だった。
~KAZU帰国編に続く~
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