今シーズンは残留争い


 久しぶりのログインで、いきなりマージーサイドのホワイトハーフ、トランメア・ローバーズのことを書かせていただきます。


 


 久しぶりに書くので、このチームの簡単な紹介を。


 イングランドのトップリーグ、とりわけ70年〜80年代にかけてマージーサイドのレッドハーフ(リバプール)とブルーハーフ(エバートン)のマージーサイドの両クラブがイングランドフットボールを牽引した時代もあり、現在でも両クラブのマージーサイドダービーは現地ならず世界中が注目しているほどの熱いダービーでもある。


 しかし、同じマージーサイド州でもマージー川を挟むバーケンヘッド半島があり、その町を拠点とするクラブがトランメア・ローバーズである。


 最近では00-02シーズンに渡って、FAカップやワージントンカップ(リーグカップ)でプレミアリーグのクラブを次々と破り、上位まで進出したことから、プレミアリーグのファンの方でも聞いたことのあるクラブだと思う。


 とはいえ、設立されてから、一度もトップリーグの経験がなく、確か90年初頭に当時2部のDivision1でプレーオフ圏内(3位〜6位)に入り、プレミアリーグの昇格をかけて戦っていた時代もあるが、今では3部相当のリーグ1まで落ち、ここの住人になってから10年目くらいだろうか。


 04-05シーズンにはプレーオフ圏内でフィニッシュしたものの、プレーオフでハートルプール破れ、チャンピオンシップ昇格はならなかった。


 05-06シーズンでは昨シーズンの主力が抜けたことにより残留争いをする破目に陥り18位でフィニッシュ。


 06-07シーズンより、過去に長くトランメアでも選手として在籍していたロニー・ムーアが監督に就任したものの中位で落ち着いてしまい昇格とはならず。


 07-08シーズンも同様、終盤の失速でプレーオフ圏内に入れず中位。


 昨シーズンもまた、最終節までプレーオフ圏内を争うことは出来たものの、最終節の終了間際にゴールを許したことによってプレーオフ圏内を逃したという、ファンには悲劇的なシーズンであった。


 


 今シーズンはリバプールのレジェンドでもあるジョン・バーンズとジェイソン・マッカティアが監督・ヘッドコーチに就任したものの、わずか11試合で二人とも解任。これを受けて、私のプロフィール写真にもあるとおり、コーチだったレス・パリーが暫定的に監督を務めている。


 解任の理由は、11試合でわずか2勝と8敗1分という成績ほかならない。しかしながら、昨シーズンの主力であった中盤の柱アントニー・ケイをテリアーズ(ハダーズフィールド)に放出、また、生え抜きのレフトサイドのスペシャリストだったスティ−ブン・ジェニングス、それにウェールズ代表GKダニー・コリンズ、CBからはチョーリーまで失う始末。各ポジションから主力をほとんど引き抜かれ、または自由契約で移籍したりとシーズン序盤からフロントには疑念を抱いていたファンも多かった。


 


 もちろん、新監督の下補強をしたわけではあるが、元レッズのユース出身でもあるジョン・ウェルシュをタイガース(ハルシティ)から獲得するなどしたものの、メンバーががらっと変わってしまい、結局負の部分だけが目立ち序盤からつまづいて、ここに来ても持ち直せなく、チームは降格圏内に位置するなどということで、バーンズをわずか11試合で解任したのである。


月日            ホーム   スコア  アウェイ        観客数  






8/9
 
Yeovil

2-0



Tranmere    
4,349
×


8/15
 
Tranmere
4-2
Gillingham
5,590



8/18
 
Tranmere
0-1
MK Dons
5,744
×


8/22
 
Leeds
3-0
Tranmere
21,692
×


8/29
 
Tranmere
0-4
Charlton
5,417
×


 
 
 
00
 
 
 


9/5
 
Carlisle
3-0
Tranmere
5,269
×


9/12 
 
Tranmere
2-3
Walsall
4,858
×


9/19 

Exeter
2-1
Tranmere
4,901
×


9/26 
 
Tranmere
1-1
Colchester
5,314
×


9/29

Wycombe
0-1
Tranmere
3,899



 
 
 
00
 
 
 


10/3 
 
Millwall
5-0 
Tranmere
8,046
×


10/12
 
Tranmere
0-1
Stockport
5,645
×


10/17 
 
Tranmere
2-1
Brighton
5,250





 今シーズンのリーグ戦は以上のような結果。なお、レス・パリーは10/12のストックッポート戦からチームを率いており、昨日のブライトン戦でホーム2勝利目をもたらした。


 それにしても今シーズンのリーグ1はついこの前までプレミアにいたクラブが多く、こういったスモールクラブは非常に苦しい。


 まず、首位を走るアディックス(チャールトン)、2位のリーズ。この2クラブの昇格は堅いだろう。その他に6位のカナリーズ(ノーウィッチ)も昇格争いをするクラブであろう。ただ、セインツ(サウサンプトン)においては、財政破綻をしているため、勝点−10であるため、23位をつけている。ただ、実質上位とそんなに変わらない成績を残しているため、降格圏内からはすぐに脱出できるであろう。


 


 トランメアは次節はハートルプールとのアウェイゲーム。昨シーズンはホームでこそ結果を残せたもののアウェイではろくに結果を残せなかったため最終的にプレーオフ圏内に入れなかった。


 チームの雰囲気は昨日の勝利で変わることを祈る。そして、リーグ2なんかに落ちないように、なんとか残留、いや昇格圏内の6位以内のフィニッシュを!






































































































































































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