ブブゼラの音と熱狂よさらば!!

  • NIYAN
    2010年07月13日 21:44 visibility99

ワールドカップテレビ観戦記、ここにきてごぶさたしておりました。
のっぴきならない事情で体が三つくらいほしい日々が続きましたがそれも終了。
じっくりと準決勝からの観戦記を書いてみたいと思います。

準決勝
ウルグアイvsオランダ
2 - 3
ウルグアイが前の試合の疲労と、前線のスアレスを欠いていることを忘れさせる、
素晴らしい運動量と集中力でオランダを追い詰めました。
ファンブロンクホルストの一点目の素晴らしさ、運のよさと、
ロッベンの復帰があった事で、オランダは勝利したと言えるでしょう。
一次リーグのオランダなら、ウルグアイは勝っていただろうな。
しかしロッベンは本当に速いなあ・・・なに食べてるんだろう?

準決勝
ドイツvsスペイン
0 - 1
ここにきてバラックの負傷が響いたドイツといった試合になりました。
今大会変幻自在に、どんな場面でもその試合に応じた戦い方ができていたドイツが、
この試合では守ってカウンターという、スペインに対して当たり前の対処法しか
示せなかったのは、中盤力の差、だったように思います。
孤立したエジルとは対照的に、ドイツの守備の森で何度もパスサッカーをしかける
シャビ、イニエスタのコンビを見ながら、エジルが二人いれば・・・と思ってしまいました。
バラックはエジルとはタイプは違いますが、もしこの試合ピッチにいたら、
ドイツはもうチョット違う戦いができたように思います。

3位決定戦
ウルグアイvsドイツ
2 - 3
スコア、盛り上がり共、今大会一番面白かった試合では?
ラームなど主力を欠くドイツも、スペイン戦とは違い、この大会の集大成と思わせる、
新しいドイツの幕開けを予感させるサッカーで先制も、
脅威の粘りで追いすがるウルグアイ!逆転逆転の最高に面白いサッカーは、
いつもはブブゼラの音しかしない観客席からも興奮が伝わってくるほどでありました。
しかしドイツは4年後楽しみですねぇ~。今までとは違い、魅せるサッカーで勝利する
土台ができた、といったドイツの南アフリカ大会でありました。
一方ウルグアイも、才能を見せつけたフォルランを筆頭に、素晴らしいワールドカップ
だったと思います。南米の第三勢力の勢い、ウルグアイ、チリ、パラグアイのサッカーは、
ちょっとこれから目が離せないと思わせました。

決勝
オランダvsスペイン
0 - 1
試合開始から120分後、美しい勝者と、美しくない敗者がピッチにおりました。
世界中のサッカーファンが待ち望んだスペインの中盤力の勝利ですが、
その相手としては、オランダは少々力不足だったように思います。
今、オランダとスペインが10回試合したら、7試合はスペインが勝つ、
そのくらいの力の差を感じる試合でしたが、ここまできたら絶対つかみたい勝利に、
オランダがとった手段は、ファールぎりぎりでスペインをとめる、といったものでした。
ここは真っ向から打ち合うか、さもなくばインテルがバルセロナを止めたように、
ゴール前にこもって守備ブロックという形で開き直って戦ってほしかった。
ヨハンクライフがこの試合に対してどうコメントするかは興味があったのですが、
ほぼ思ったとおりのコメントでありました。美しく敗れる事を潔し、とするクライフや、、
ただの観客とはまた違う、あと少しで世界一に手が届くところで戦った選手にしか
わからない心の葛藤があったとは思いますが、負けた後にジャッジに文句を言うような、
決勝戦であったというのは残念でなりません。

スペインは、新しい古いサッカーで、ユーロで優勝した時から、
このワールドカップの勝利で、この後の世界のサッカーの流れを作ったと思います。
この勝利は本当に素晴らしい。心から祝福の拍手を贈りたいと思います。
ただ、すでにバルセロナがインテルに負けたように、流れはいつもとどまる事をしりません。
スペインの美しい勝利が、長くサッカーの流れでありますよう、願いつつ、
ワールドカップ一段落であります。個人的には数試合はまだ再放送を見るので、
ワールドカップはまだまだ終わりません!

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