現役選手の「セカンドキャリア」
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そらまめ
2007年12月18日 01:27 visibility104
昨日の時事通信の配信に興味を引く記事を見つけた。
日本プロ野球組織が、プロ野球選手の再就職支援活動の一環として、現役選手の「セカンドキャリア」に関する意識調査を行い、その結果を発表した記事だ。
(調査は10月の秋季教育リーグに参加した18歳から37歳までの283選手(平均年齢24.1歳)を対象に、無記名アンケートで実施したという。)
それによると、選手の8割近くが引退後の生活に不安を感じていることが分かったそうだ。
「引退後の生活に不安がある」と答えた選手は75.8%。
既に「生活設計を具体的に描いている」と答えた選手は16.3%にすぎない。
引退後の生活にどのような不安を感じるかという点は
「職業選択」が75.2%、
「収入」が68.5%
と多く、
野球を失うことによる「やりがい喪失」という点は、25.7%だったそうだ。
引退後に備え、貯蓄など「何か備えをしている」のは38.0%。
選手達のほとんどは、「引退前後の進路相談は必要」であると感じ、4割の選手が「資格・語学取得講座を受講したい」としているそうだ。
華のある選手時代は短い。
一般社会ではようやく責任を持たされる30代半ばの世代が、プロ野球ではもうベテランと呼ばれる世代となる。
しかも、30代後半までプレーするような華やかな選手生活を送れる者はほんの一握りだ。
多くのものは、平均で、大卒で4〜5年、高卒で5〜7年。
芽を出さず、若いうちに球界を去ることとなる。
前の日記で、メジャー流失における日本球界の危機の懸念に触れたが、一社会人として、私個人、1人の人間の人生、生涯を踏まえると、チャンスがあれば、メジャー移籍という選択肢もやはり否定は出来ないのかもしれない。
引退しても、その先40年〜60年の余生が待っている。
その余生のためにも、自己が成功を収めているその今が、大切なのかもしれない。
だが、人々に、ファンに、夢を与える仕事という面もあり、いわゆる選手個人のわがままというものを「簡単に容認」する、ということの難しさもある。
野球選手も1人の人間。その「セカンドキャリア」に不安を持つのは、1人の社会人として、一般の人と全く同じであるということはいえると思う。
ちよっと的外れかもしれないけど、さらにネットで参考になる記事を見つけた。
私人の卒論か何かのようだが・・・
結構参考になる。
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