大化けして欲しいバルディリス

昨日のタイガースは、今季は勝負強さが発揮できている鳥谷敬くんの２度に渡るタイムリで快勝した。
初回には先制の2点中前打、6回にも適時打。
同期の燕の青木と比べると、今までは期待に反してなかなか活躍してくれないという印象が強かったが、今季のここまでの活躍は目を見張るものがある。
その素晴らしさは得点圏打率の高さが現している。
将来的には５番を打つであろう鳥谷。今季はチャンスに強い６番バッターとして勝負強さを研ぎ澄ましてほしい。

ところで昨日のゲームに限って言えば、陰の大ヒーローはバルディリスだ。
打撃は奮わなかったが、再三、守備で見せた好プレー。
長打になりかねないヒット性の当りに素早く反応し、何度も飛びつき好捕。
ヒットをサードゴロ、サードライナーにしとめ、不安定だった先発の岩田稔投手を助けた。
あれがヒットになっていたら、岩田の勝利どころか、タイガースの勝ちも無かっただろう。
既に守備について言えば、今岡誠くんよりも安心して見ていられそうな気がする。
デビュー以来３本の安打を放ち、少しずつゲームにも登場するようになったバルディ。
荒削りではあるが相手投手のスピードにもなれてきたら、良いバッターにもなるかもしれない。
野球選手として夢を掴むため、育成枠からスタートした２５歳のプエルトリカン。
ジャパニーズドリームを実現させて、記憶、記録に残る阪神の助っ人選手に成長して欲しいものだ。
バルディはきっと今日も気張るで〜。