頑張れ!壮年の星 斎藤隆

日本球界を自由契約となり、単身米国へ渡り、クローザーとしてドジャーズで復活を果たし、ジャー3年目を過ごしている壮年の星「斎藤隆」投手。
7月12日のマーリンズ戦での登板中に異常を訴えて緊急降板。
どうやら野球生命に係わる重大な怪我だったらしい。
右肘靱帯損傷という致命的な病名が発表された。
即手術とはせず、1ヵ月半ほどリハビリ生活に入るとか。
長期離脱が決定し、今季中の復帰はほぼ無くなったということだ。

横浜時代の2002年のオフに、FAとなり、メジャーリーグへの移籍を模索したが、どの球団も手を差し伸べず、その後も度重なる故障などで本来の投球ができなくなり、3年間でわずか11勝。
球団やマスコミからもそろそろ限界かといわれた2005年、斎藤自ら自由契約を志願し、海を渡った。
しかし、既に36歳という高齢。
3年間の日本球界での不振が尾を引き、なかなか手を上げる球団が無かったという。
そんな中、ドジャースとのマイナー契約が決まり、若い選手と共にメジャーを目指しマイナー選手と共にキャンプで黙々と汗を流した。
オープン戦で力を発揮できなかった斎藤は、残念ながら開幕メジャー入りを果たすことはできなかったが、開幕直後、クローザーを務めていたエリック・ガニエ投手が故障者リスト入りし、入れ替わりでメジャーに昇格するという幸運を得た。
メジャー初登板を果たすと、18日のシカゴ・カブス戦で初勝利。
セットアッパーとして起用され、登板8試合を無失点で抑える快投を見せた。
徐々にチームから信頼得るようになり、とうとうクローザーに指名。
その後も確実にチームを勝利に結びつけ続け、ドジャースの新守護神として定着するようになった。
オールスターにも監督推薦で初出場するなど、失意の日本人壮年層にその希望の光を与えてくれた。

今シーズンもチームの抑えとして39試合に登板し、3勝3敗17セーブ、防御率2.18を記録。

彼の公式ホームページも7月10日の書き込みで途絶えている。
本人からの怪我の報告は書かれていないが、この怪我が軽症であることを祈りたい。
この怪我で、野球生命を終了させるなんて事が無いことを祈りたいものだ。
頑張れ、壮年の星、斎藤隆!

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