嗚呼…神奈川県勢初戦敗退
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そらまめ
2008年03月28日 14:42 visibility45
第80回選抜高校野球大会。
大会5日目、6日目に期待する神奈川県勢の慶應、横浜が相次いで甲子園に登場した。
下馬評では、両チームとも高い評価を得、特に横浜は優勝候補の筆頭にも挙げられていただけに、両校の奮闘に期待していた。
あわよくば、両校で決勝を争うような、神奈川旋風を巻き起こして欲しいそんな願いを持っていたのは嘘ではない。
しかし、まず、3年ぶり7度目の出場となった慶応は、初出場の山口県の華陵に0対1で敗れた。
先発左腕投手の田村圭くんが5回1失点、救援の右腕投手の只野尚彦くんは、その後を無失点と奮闘した。
だが、打撃陣がかみ合わなかった、チャンスを幾度も作るが、この1本が出ない拙攻が続いた。
1点の重圧が重くホームペースが遠いという印象だった。
そして、優勝候補の横浜も1回戦を勝ちあがった滋賀県の北大津に2-6で敗れ、初戦で姿を消してしまった。
横浜は4回に先制。
優位に試合の主導権を持っていくかと思われたが、直後に4長短打を浴び、一気に4点を奪われて逆転を許してしまった。
その後は北大津の右腕河合勇志くんの得意のスライダーで、強打を誇る打線が、封じ込められてしまった。
なおも2本のアーチで加点され、完敗だった。
優勝、そして初出場のこの試合の相手に対する勝利を過信した、「慢心」があったのではないだろうか。
例年春も夏も神奈川の代表校は評価は高い。
しかし、その評価に浮かれ過ぎるきらいも見られる。
相手も同じ高校生、同じように練習し、目先の勝利を目指して日々精進している。
同じように甲子園に出場する球児たちの実力の差はそんなに大きいものではない。
両校ともまた、はじめからきっちりと出直し、夏には、それこそ大旗を獲得すべく、改めてその意地を見せてほしい。
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- 事務局に通報しました。
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