勝ったけど、交流戦へまだ課題が一杯

昨日、一昨日と横浜にいい勝ち方をした阪神タイガース。
今日の試合自体は、外出していて終盤しかテレビ観戦できなかった。
でも、今日は交流戦前の最後の試合。大切なゲームだ。
リリーフ、中継ぎで好投を続けていた中村泰広投手が先発。
リズム感のある小気味良いピッチングで、ランナーを出しながらも奪三振ショーの快投を演じた。
持ち前の高速スライダーが今日のように決まれば、今後も先発陣の一枚にいい存在になるような予感だ。
試合は、林威助外野手のタイムリーで、1対0で見事に勝利。
濱中治選手が怪我で外れて依頼、そのチャンスを掴みスタメンの日々が続く林。
バッティングも好調で、その存在感は日増しに大きくなり、今ではもうスタメンに欠かせない打者に成長している。
狩野や葛城といった選手も活躍する中、林はもうひとり立ちしていると言っても過言ではないだろう。
課題は守備。交流戦でどのように使われるのか。
私としては、交流戦はもちろんこのまま最後まで、レギュラー選手として使ってほしい。

さて、交流戦前の最後の試合を勝利で飾った阪神。
でも、林、濱中、桜井広大などの打者の使い方も含め、交流戦へ課題はまだまだ多い。
この３連戦ジャン、杉山、中村泰と先発陣が好投を見せてはくれたが、安定性が今後も続くかは、まだまだ不安がある。
ＪＦＫに上手くつなげられるような安定性、ＪＦＫの３人全てを出さなくてもいいような粘りの投球。
そういったところの課題はまだまだだろう。
そして、残塁の多い打線。ランナーを出し、犠打で送り、スコアリングポジションにランナーを出してもなかなか次につながらない。
ランナーを返す力が、開幕以来不足しているように感じる。
来週から始まる交流戦。
課題を一杯残したまま突入するのはやはり不安が残る。
今年から３連戦が２連戦になった。
いい意味で、２勤１休という日も増え、連戦も最大４試合と調整はしやすい環境になる。
この期間、このここまで戦いぶりを反省しつつ、交流戦後の夏の戦いのためにも負の課題を克服する戦いぶりを見せてほしい。
２勝１敗ペースで進んでほしいと願いたいところだが、最低ラインでも５試合を３勝２敗ペースで乗り越え、後半の快進撃に繋げてほしい。
「かちたいんや」の気持ち、過去のスローガン「Never Never Never Surrender」の気持ちを再び思い出し、戦ってほしい。