残念、関東学院大学ラグビー部

非野球ネタです

私は、関東学院大学ラグビー部の大ファンだ。
過去は弱小だったチームを春口監督が早大と並ぶ大学ラグビーの雄に育て上げた。

同大学のラグビー部には『強ければいいじゃダメ。まずは人間の基本を磨け』という指導方針の柱があった。

そんな指導方針のなかで、部員2人が8日に大麻取締法違反で現行犯逮捕された。
関東学院大は今季、リーグ戦グループで3年連続11度目の優勝が事実上決まっていた。
しかし、この事件よるラグビー部への処分も決まり、残る最終戦を棄権し、優勝が決定しても返上することとなった。
大学選手権2連覇も消滅した。

事件発覚のときの監督の当初のコメント。
「ほかの部員には関係ないので試合はします・・・」
当初の会見では今後の公式戦出場の意向を表明した。
しかし、関東ラグビー協会に試合自粛を求められ、一転して受け入れざるを得なくなったという。
問題意識の欠如が大きく指摘された。

強くなって、名門と言われるようになってからのラグビー部。
マスコミにも大きく取り上げられるチームに驕りが出ていたのではないのだろうか。
「まずは人間の基本を磨け」
いつの間にか、この指導方針が薄れてしまっていたのだろうか。

最近は、大学スポーツ界のスキャンダルが目立って報道される。
他の名門大ラグビー部、某大アメフト、某大野球部。
アマチュアとも言えども、大学スポーツは大きな注目を浴びている。
しかし、プレーしている選手は、まだ学生という立場であり、教育を受けている者達なのだ。

学生アマチュア競技の指導者たるものは、その競技だけでなく、社会的な面の教育もしっかり指導していかなくてはならない。

ファンとして、この晩秋、冬に関東学院ラグビーが見られないのは残念である。
が、しっかりと立て直しをして、復活してもらいたい。

春口監督も実際は素晴らしい人柄で、名指導者だと聞く。
私自身もそう思っている。
今回の事件を踏まえ、学生たる選手の管理体制をしっかり整え、自ら基本に戻って、「人間の基本を磨く」ための指導を再び目指して欲しい。
頑張れ、関東学院大学ラグビー部。

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。