楽天、年間勝利数球団新達成

楽天が球団創設以来、年間勝利数球団新の48勝目を達成した。
皆も知っているあの様々ないきさつから、近鉄・オリックスの合併球団からあぶれたいわゆる浪人達が中心に集ってチームがスタートした。
田尾監督の爽やかなイメージから始まった１年目は、戦力の低さなどから苦難の連続だった。
２年目から突然の解任をの後を受けて野村監督が指揮をとる。
難しい野村ＩＤ野球を吸収しつつ、若い選手を使い育てた。
そして３年目、野村野球を理解し飲み込んだベテランと、若手、新人がうまく絡むようになり、他チームと対等な野球が出来る戦力になってきた。
ケースは違うが、南海が福岡ダイエーに変わったときも、数年間低迷し、根本監督、王監督のもとじっくりとチームを育て1999年に優勝を遂げた。
それと比べると、東北楽天ゴールデンイーグルスはさらに下のレベルからスタートし、成長の過程を歩んでいるといえるだろう。
この調子でいけば、60勝も夢じゃない。
そして、クライマックスシリーズが導入されている今、福岡ダイエーより早く、優勝の座を掴み取るチャンスもある。
設立3年目のこのチームが、どのように成績を上げていくのかは、野球ファンにとって、ひとつの楽しみである。

　
2005年　6位　136試合　38勝97敗1分
2006年　6位　136試合　47勝85敗4分
2007年　5位　107試合　48勝57敗2分（8.18現在）