キレやすい3番打者

2年前、草野球での僕は2割そこそこしか打てなかった。毎試合のように四球を選ぶ僕にとっては2試合に1本ぐらいしかヒットが出ていない事になる。だからほとんど打ってない。
原因はいくつか考えられる。

・体重の増加、運動量の減少、年齢
・3年前、右肩の痛みをかばいながらトップを作っていたので本来のものができなくなっている
・昨年の始まる前、ゴルフの打ちっぱなしに行って、腕を畳めなくなったためにドアスイングになってしまった
・結果が出ないから余裕がない

どれも連動しているような気がする。

24歳まではそこまで深刻なものは無かった。だから多少ずれていても修正するのもそんなに大変じゃなかった。でも今回は本当に打ち方が分からなくなってる。

 『悩むな!』と人は言ってくれる。でも試行錯誤を繰り返したからこそ、そこそこ打てた。その思考がなければ、僕は体も大きくないから到底3番なんて打順を、どんなカテゴリーにおいても打てなかったと思う。その僕がチームの雰囲気を悪くしているという指摘を仲間から受けた。打てないというイライラと審判の判定に対する不満をベンチに持ち込んでいる。それによってベンチの雰囲気が悪くなる。それから連鎖して思わぬエラーが出る。

 また「草野球なんだからそんなに熱くなるな」とも言われた。僕は『草野球なんだ』という意識で野球をやった事はない。野球は野球だと思っている。僕は売られた喧嘩は買うって感覚(打ち取られたら打ち返す)でやってた。だから納得しようにもいまいち出来ない。
僕は野球は個人競技だと思ってる。もちろんチームメートは大切なパートナーだ。お互いが力を発揮するためには必要な存在である。 でも基本的には相手チームの同じ守備位置、打順の選手より少しでも上にいくことを目指すべきだ。そしてその集合体がチームであって、結果が勝敗として出るのだ。
僕は自分の通算打率よりも低い勝率のチームでプレーをしてきた。だから勝てることには慣れてない。むしろ敗けてる中でどうするかというのを学んだ。敗けている状態の時はチームの雰囲気はよくない。僕がもし、チームの勝敗だけに一喜一憂していたら腐っていたと思う。自分が伸びた分、チームが強くなる。(by赤木春子)

僕はそれに撤してきた。もし僕が選手の立場としてチームを動かす発言をしたら不協和音が起こる。僕個人としてよくても守備位置の確認、攻撃の方針をいうだけで『うるさい』と感じる奴らには言えないのだ。

『個人主義』というのを大事にしてたからこそ『周囲』というのが見えなくなっていたことに対して恥ずかしくなった。だからと言って、楽しくやれればいいというのには賛成できない。むしろ怒りをぶつけてものを壊しちゃうぐらいの熱い奴が好きだ。もちろんプロ野球選手がやると子供の教育上よくない。でも個人的にはそうだ。
僕はチームの一員にすぎないのか。チームの一員であっても『すぎない』はちょっと違う気がする。それは彼にも言った。
どんな組織も比重は個人によって違うと思う。だって会社なら給料も違うじゃん。
僕が間違っていたことは反省してる。でもどこかで聞いたような言葉で言われたのでいまいち納得できない部分もあった。それと「そういう不満をもった奴がいる」という表現があった。どうも釈然としない出来事だった。

 

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