内野くずれの外野手

かなりたくさんいますけど、最近ではドラゴンズの福留孝介が一番の出世頭でしょうか。
PL学園の遊撃手、アトランタ五輪日本代表の三塁手を経て、99年にプロ入り。99年の日本シリーズで手痛いエラーをするなど、守備に難のある内野手でした。
ところが、01年の後半、その守備位置を外野に移すと、打撃のほうも力を発揮し、02年は首位打者を獲得し、松井秀喜の三冠王を阻みました。
その後、自慢の強肩を武器に世界一のライトと言ってもいいぐらいの地位まで上り詰めました。

あまり知られなていない中にタイガースの赤星憲弘がいます。ただ彼の場合、外野手になったのが大学2年の時で、それまでは遊撃手や二塁手として活躍していました。甲子園へも自らの俊足を武器に出場。ところが自らの悪送球で敗退し、大学へあがってもその送球難は改善されませんでした。そこで外野へと守備位置を移し、自慢の足を武器に現在に至ります。


このように外野手へなることで、活路を見出だした選手は少なくありません。が、本当にポジションを変える必要があったのかはわかりません。というのも、メジャーの平均的な内野手でも15個ぐらいのエラーをするのは珍しくないですし、日本人のエラーに関する考え方さえ変われば、違った形になった気もするのです。
福留や赤星にとっては彼らの特徴も生かせますし、我々見る側にとってもよかったですけどね。

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