引退

“高橋尚子引退か?!”

一昨日の名古屋マラソンで思うように走ることができなかった彼女へぶつけられた言葉です。
日本のマスコミは、本人の意思とは関係なく、その選手の引き際を騒ぎだす。世論は世論で、それに乗せられて《引退》の空気を作りあげてしまう。本人にまだやる意思があったとしても。

僕の好きな選手の中に、清原和博という男がいる。彼も度重なるケガで、何度となく窮地にさらされてきた。しかし、今現在、グランドに戻ってプレーするべく鍛練を積んでいる。彼の復帰を望んでいる人が一人でもいる以上、彼は辞めるわけにはいかないし、何より彼の意志が尊重されるべきだ。

世界の盗塁王、リッキー・ヘンダーソンはあの原辰徳と同じ50歳になろうとしている。が、ついこの前まで現役だったのだ。再びメジャーで活躍することを夢見て、独立リーグでプレーしていた。本来、これでいいのである。

彼らは言わば『宝』だ。我々、凡人がとやかく言う問題じゃない。我々は彼らからパワーをもらう側なのだ。分を弁えるべきではないのか・・・。

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