藤川球児を解明する。

  • Holy
    2007年02月04日 01:30 visibility5122

すでに御存知の方が多いかと思いますが…

 

http://www16.atwiki.jp/basetube/pages/1.html

 

これは『プロ野球は死なず(1)ストレートという魔球 阪神・藤川球児』という番組のURLです。(YouTubeです。)

 

ここでは、藤川球児の『魔球ストレート』の凄さが科学的に解明されています。

 

 

2005年。藤川球児は突然の大ブレーク。

 

これには当時二軍コーチの山口高志さんのアドバイスが効いたようです。

 

『なぁ球児 右足ちゃうか』

 

この一言で右足を中心としたフォーム改造に成功し、あの凄まじい『魔球ストレート』を投げれるようになったそうです。

 

 

で、なぜ藤川球児の直球が魔球と称されるくらい、空振りを奪えるのか。についてですが…

 

『球の回転数が異常に多いから』

 

だそうです。(まぁ単純な理由ですけどね笑)

 

 

選手名          1秒間あたりの回転数

井川 T          38.47 rps

石川 S          38.47 rps

藤川 T        45.46 rps

牛田 YB         38.47 rps

ゴンザレス S       38.47 rps

ダーウィン T       38.47 rps

安藤 T          38.47 rps

木田 S          38.47 rps

江草 T          38.47 rps

松坂 L(当時)    41.68 rps

小林雅 M        38.47 rps

薮田 M          38.47 rps

クルーン YB     43.49 rps

吉見 YB         33.34 rps

グローバー G      38.47 rps

 

 

この表を見ていただければわかるように、ほとんどの選手が『1秒間あたり38.47回転』なのに対し、

藤川・松坂・クルーンだけ、回転数が多いですね。

この3人は言わずもがなですが、速球派投手です。

 

特に藤川球児だけ、特別に高い数字を記録しています。日本最速投手のクルーンを上回る回転数です。

 

この数値が高ければ高いほど、球がホップしやすくなるわけですから、藤川投手の魔球。うなずけます。

 

 

 

さらにですねぇ。他のデータも。

 

直球といえど、球は進行方向に対して少なからず傾いてしまうらしいです。

平均的なピッチャーでおよそ30度くらいだそうです。

 

ところが、松坂・クルーンは傾きが10度程度。

藤川にいたっては5度と計測されたようです。

 

傾きは小さければ小さいほどホップしやすくなるので、ますます藤川の魔球。うなずけます。

 

 

 

そして最後の検証。

 

藤川・松坂・クルーン・平均的投手の4者が、

『同じリリースポイントで同じコースを狙って投げた場合』の、ボールの軌道をシュミレーションしてみると、

 

藤川の球は、ホームベース付近では、

 

クルーンの球の2cm上

松坂の球の15cm上

平均的投手の球の30cm上

 

を通過することになるそうです。

 

 

つまり打者は、一般的な投手をイメージしながら藤川のストレートを振ると、打者の予想よりもはるか上を通過するし、

松坂クラスを想定しても、さらにその上を通過するため空振りしてしまう。

 

ということなんですね。

 

 

 

と、魔球ストレートの解明がされたわけですが…

 

凄い!

 

の一言に尽きますね〜。

 

 

(長々と書いたけど、この日記って結局動画の内容をツラツラ書いただけでしたね…。スイマセン)

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