RICE処置について−読んで下さい><

捻挫・打撲・肉離れなどの外傷に対しては「RICE(ライス)処置」という応急処置が行われます。RICEとは、安静(Rest(レスト))・冷却(Icing(アイシング))・圧迫(Compression(コンプレッション))・挙上(Elevation(エレベーション))の略です。


 もしケガをしてしまったときにすばやく適切な応急処置ができるかどうかで、回復に大きな差が出てしまいます。RICE処置は応急処置の基本中の基本ですので必ず実践してください。

 
�安静

まず、ケガをした場所から離れます(二次的な事故を防ぐためです)。そして患部を安静にし、腫れ・発熱を抑えます。

�冷却

冷却による効果は以下の3点です。

・末梢神経が鈍くなり、痛みが軽減する

・血管が収縮し、内出血・腫れを軽減させる

・筋肉の硬直を軽減させる

氷嚢などを用いてまずは15分間冷却します。その後15分間様子をみて、また15分間冷却をするなど15分間隔のインターバルをとって冷却を繰り返してください。

�圧迫

圧迫による効果は以下の2点です。

・患部の腫れを抑える

・患部を固定し、痛みを軽減させる

バンテージを用いて氷嚢を固定し患部を圧迫してください。

�挙上

拳上による効果は、動脈の血流を抑えて静脈の血流を上げ、患部の腫れを抑えることです。患部を心臓より高い位置に保ってください。


※注意点※

・・重症例(意識レベルの低下、ショック症状など)については、局所の外傷に目を奪われずに、全身処置を優先してください。

・出血・骨折による変形の認められる場合は、それらの処置を優先してください。
・低温のものを皮膚に長時間当てると凍傷になる危険性があるので、15分間隔のインターバルを取るなどして冷却を行ってください。
・直後の入浴・マッサージ・飲酒は血行を促進させるため避けてください。

※RICE処置に必要な道具※
・氷嚢(ひょうのう)氷を入れる袋
・バンテージ(固定圧迫に使います)
・氷
氷はコンビにで手に入るので、氷嚢とバンテージだけは常にチームで2個以上は所有するようにしていただくのが理想です。順天堂野球部では選手のほぼ全員が氷嚢とバンテージを持っています。

上記内容は以前お客さんに説明するためにまとめた資料ですが、最低限の情報なのであくまで参考程度ということでお願いします。「RICE処置」で検索して調べていただくとより詳しい方法を知れると思います。ぱぱ−もぐらさんの日記を拝読して、誰もが応急処置できるように、方法をお知らせすべきだと思ったので「読んで下さい」とタイトルに入れました。

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