春季千葉県大会−ベスト8出揃う−

28日、春季千葉県大会ベスト8が決定しました。

−−−−【ベスト8と対戦カード】−−−−−
準々決勝(4/29)
@県野球場
拓大紅陵−木更津総合
銚子商−成田
@成田大谷津球場
志学館−東総工
千葉経大附−千葉明徳
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東総工は市船橋を、千葉明徳は東海大浦安を破ってのベスト8進出。
ベスト8中 第1ブロック2校、第6ブロック3校、第8ブロック3校と偏り、明日は同じブロック同士の試合が3カードあります。

特に89が一番注目するのは「銚子商−成田」です。第6ブロックの古豪同士、最近では見事に甲子園へ復活した両チームです。
銚子商は、海沿いの野球少年達がそのまま集まった泥臭さを感じるチームで、伝統的な「黒潮打線」が健在。逆転の銚子商。
対する成田は、洗練された野球エリート集団といったイメージで、機動力と投手中心の守りの野球です。

89が現役球児だったころ、よくブロック予選では両チームにやられていました^^;
自チームの監督が銚子商OBということもあり、「銚子の野球」は大好きです。泥臭さ、食らいつく姿勢は海沿いの野球少年をそのまま大きくした感じで、僕は大好き。

89が一番応援したいのは東総工です。
こちらも海沿い。普通の公立高校野球部。
市銚子の元監督を向かえ、着々とステップアップしているようです。
本当に伸び伸び野球をできている好チームだと思います。

最近、高校野球の「野球留学」や「スポーツ特待」が話題になっています。
才能はもちろん活かすべきだし、活かせる環境に身を置くのももちろん間違いではありません。
むしろ「野球留学」に関しては16歳で親元を離れ、不慣れな環境に飛び込むわけですから、素晴らしい挑戦だと評価されてもいいと思います。

ただ、「銚子の野球」を見ていて感じるのは、それが地元に根付いているということです。
大会ごとにほんとに地域で盛り上がっています。銚子商のゲームがあるときスタンドはファンでいっぱいになります。たくさんの高校野球ファンを引きつけているのです。
高校野球は教育であり、教育には地域の参加、支えが欠かせません。
スポーツによる地域活性(高校野球では精神的な意味合いで)の意味も込めると、地元に根付いたスポーツチームは不可欠です。
これからの高校野球部は、まず地域に根付き、愛されなければならないのではないかと思います。

そういえば、今春選抜大会で「甲子園へ送る会」という地域の応援のもと初出場したのは県立室戸高校でした。
上に挙げた高校野球の問題部分が頻繁に取りざたされていますが、もっと目を向けるべきは部員や指導者の不祥事の数です。
そのようなことが起こることのないよう、高校野球部は地域に根付き愛されるように、地域は温かく見守るように、そして高校野球が本物の教育の一環となるように変わってほしいと思います。
その取り組みが室戸高校のように結果となって表れたらこれ以上最高なことはないはずです。

明日は大谷津球場に行ってきます!!

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